内容説明
結婚生活は破綻したはずでしょう。それなら離婚届にサインしたくないのはなぜ？■父の遺言はこうだった――エリザベスが造船所を相続するためには、七週間以内にジェイと結婚しなくてはならない。エリザベスはこの遺言を口実に、父の右腕だったジェイにプロポーズした。ビジネスの申し出だと言い訳したものの、実はひそかに彼を愛していたのだ。意外にもジェイはすんなりプロポーズを受け入れる。だが彼の浮気が発覚し、半年で結婚は破綻した。絶望したエリザベスは、九歳のとき以来暮らしてきたジャマイカから、ロンドンに戻ってひとり暮らしを始めた。一年後、突然ジェイから離婚届と思われる封書が届いた。エリザベスはなんとなく気が重くて開封する気になれなかったが、ある日、突然ジェイが現れ、書類にサインするよう彼女に迫った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
25
結婚して半年で家を出たヒロイン。自立したビジネスウーマンなのに別居一年経っても夫からの離婚届けを恐れ、届いた書類を開封することも出来ないくらい未練タラタラ。なのにいざ夫が連絡してきたらひたすら逃げ腰。気持ちがわからなくもないけど、もうちょっと前向きに相手と向き合えないのかと読んでいてストレスがたまる。まあどちらも一途なカップルなのでそこはいいんだけど、好きなお話じゃなかった。2018/12/28
たまきら
21
読み友さんの感想を読んで。いや、自他ともに認める女子びいき、男子に批判的な自分ですがね、このお嬢さんにはかなり呆れてしまいましたよ？良く言えばツンデれ？「ふ、ふん、結婚してあげてもいいのよ？」みたいな？男子が彼女のどこにひかれたのかがよくわからない、それぐらいあ然とするぐらいこの女子に好感が持てなかったわ～。ジャマイカの描写ももっとあったら楽しめたかも。2019/02/05
いっちん
5
電子図書で読了。サラっと読めて複雑な複線なんかもなく面白かった。お互いに素直になれず気持ちを言えなくて別居している夫婦のお話。もう少しごちゃごちゃしててもよかったかんと思うけど最後のところはよかったしハッピーエンドでいかにもってお話。2015/01/30
もな
2
サラッと読めました。 ハッピーエンドになっても何かスッキリしない登場人物がいなくて基本一途な主人公二人だからかも2015/01/23
麻琴
2
ありがちな夫婦のすれ違いものだけど面白く読了。ヒーローの気持ちが途中途中に書かれててわかるのが良かった。素直に話し合えばすぐわかりあえるのにすれ違ってるだけという話だけど不快な人もほとんどいないし安心して読める。☆42015/01/17
