内容説明
鞭がしなり、石が飛び交い、はさみがうち鳴らされる-血を流しながら、酒に足をとられながら、くったくなく笑い、踊って、神と一体化しようとする人たちを躍動感あふれる写真を添えて紹介する。
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目次
まえがき
第1章 世界一痛いクリスマス──殴り合いのけんか祭り
第2章 聖週間の月曜日──黒いキリストの祭り
第3章 聖週間の金曜日──復活したワヌコの救世主
第4章 五月三日は結婚記念日──チチカカ湖、タキーレ島の集団結婚式
第5章 アンデスの呪術師が大集合──ワサオ村のコカの葉占い祭り
第6章 霊魂たちの大行進──トレントンの死者の祭り
第7章 ハサミが舞う悪魔の踊り──アンダマルカの水の祭り
第8章 恐怖の血みどろ合戦──石投げ祭り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cronoq
1
ペルー各地の「奇祭」を8つ取り上げた旅行記。表紙を見て読むことを決めた。散文風の紀行文なので、良くも悪くも非常に読みやすい。読みやすいのだが、読み進めていくと、読みやすいようにという配慮からなのか、できるだけ面白おかしく書かれているように思えてきてしまった。鈴木さんはもっと知識をお持ちだろうから、もう少し落ち着いた文章だったらと思う。あと、祭りの音楽について、もっと書いて欲しかったというのは求めすぎか。2011/08/05
trash
0
石投げ祭りとか喧嘩祭りとか日本じゃ考えられない乱暴な祭りが沢山。何よりも”祭りは無礼講だから死人が出ても警察なんかは介入しない。”みたいなことが書いてあってやっぱりついていけない感覚。傍から読む分には面白いです。2013/03/24