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内容説明
ホンダの歴史は奇跡の歴史でもあった。だが、それは単純な成功物語ではない。
スーパーカブの開発も、四輪車への進出も、F1参戦も、失敗と成功、絶望と希望、落胆と歓喜で綴られている。
「世界一でなければ日本一でない、技術の競争はあくまでも技術をもってすべきだ。
良品に国境はない」と言った本田宗一郎。たくさんの宗一郎を育てることを夢見た藤沢武夫。
そして、二人に続き、学び、常に自らを「可変」としたホンダ。
厳しい時代を生きている日本企業のすべてにとって、ホンダという物語が示唆するものは大きい。
目次
第1章 技術が市場を創る―2700万台のスーパーカブ
第2章 破天荒な2人―本田宗一郎と藤沢武夫の邂逅
第3章 夢のはじまり―他人の真似より自分の理想
第4章 挑戦こそ宿運―マン島レースでの世界一宣言
第5章 加速する展開―かつてない四輪車の創造
第6章 果敢に堅実に―F1への参戦とN360の誕生
第7章 目標は社会正義―人が幸福になる技術を開発しろ
第8章 地球的な評価を―世界一になってこそ本来の日本一
第9章 常識はつねに可変―シビック開発で得た教訓と後続車
第10章 ホンダ・フィロソフィー―創業者を超えたホンダ精神の行方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
31
車を操縦する楽しみとはどういう事か、自由に移動する喜びとはどんなものか。 FIドライバーだった中島悟は、軽だろうが、ダンプトラックであろうが、車を思い通りに走らせるのは、面白い。その根っこは変わらないと言う。 贅沢な高性能車であれ、大衆車であれ、車を運転する楽しみと自由に移動する楽しみは損なってはいけないのだと言う。 今のAIを使った画像認識技術、高速通信技術、制御技術は自動運転の世界にまっしぐらだが、人間がこれまで運転することから得ていた喜びを再現することを忘れてしまっている気がした。2019/09/08
naobana2
4
世界的企業の歴史はすごい。2014/01/25