ハヤカワepi文庫<br> うたかたの日々

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紙書籍版価格 ¥704
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ハヤカワepi文庫
うたかたの日々

  • ISBN:9784151200144
  • NDC分類:953

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内容説明

【映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」原作】純粋無垢、夢多き青年コランが出会った少女クロエは、肺の中に睡蓮が生長する奇病にかかっていた――パリの片隅で儚い青春の日々を送る若者たちの姿を、優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、現代で最も悲痛な恋愛小説。39年の短い生涯を駆け抜け、様々なジャンルで活躍した天才ヴィアンの代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち@疲れ目注意☆彡

120
驚くべき表現力!とにかく、その突き抜けっぷりがスゴイ。面白くてしょうがないのに、なかなかページが進まず。ストーリーは極めてシンプルなのだけれど。万華鏡のようにクルクル変わる世界を想像しながらゆっくり読んだ。そういえば、映画のアメリに世界観が似てるかな、と思ったら、映画化作品の主演女優さんが同じだ。これ、表現としては、その誇張具合が漫画的なのかも。想像力の飛躍振りが凄くて、着いて行くのに必死。よく肺に睡蓮が咲く話、と言われますが、そんな単純な話では・・(´Д` )小川洋子さんがあとがきにそう書いたからだな。2016/10/16

ヴェネツィア

60
ボリス・ヴィアンの名前は以前から知っていたが、読むのは初めて。期待を持って読んだのだが、残念ながらとうとう最後まで作品世界に入り込むことができなかった。例えば、クロエが病に倒れた後、2人の医者が登場するが、そのやりとりが全くかみ合っていないと思うのだ。それは、その後の本屋との、そして古道具屋とのやりとりでも同様だ。そうしたナンセンスさをこそ楽しむものなのだろうが、どうもピンとこない。多用される比喩もまた、何を言いたいのかわからない。訳文の日本語に品がない上に、個々の言葉にもまた躍動感が感じられないのだ。2012/09/05

♪みどりpiyopiyo♪

49
今まで出会ったことのないきらめきに目を奪われ立ちすくんでいるあいだに、いつしか迷路へと導かれ 更なる深みに身体を絡め取られてゆく。世界の混沌ぶりと、恋人達の初々しさ。堪能しました。■このハヤカワ版(1979年 伊東守男訳)と光文社新訳文庫版(2011年 野崎歓訳)を読み比べました。■この版は意味が取りにくく読むのに苦労しました。訳された時代の違い故か単に訳のこなれ感の違いか、若者達の語気や横柄さも随分違って面白かったです。2つの訳で意味が違う箇所も。(1947年 フランス。1979年 伊東守男 訳)(→続2018/02/24

二戸・カルピンチョ

41
美しく可愛い女性と出逢い結ばれ、そして悲しみが蝕んでいく。貧富の差、労働の醜さ、依存性。そんなものに取り付かれさえしなければ、いや、そうなるしかない仕組みでこの世界観は出来上がっている。友情も愛情も満ちているのに、各々が幸せになる事を大事にする物語では、第三者の死が散りばめられている。永遠に取り除くことが出来ない不幸が煙る中、花の香りが溢れかえる。2018/10/13

Hideto-S@仮想書店 おとなの絵本 月舟書房

41
肺の中に睡蓮の花が咲く奇病に冒されたクロエとコランの悲痛な恋。ポップで無軌道でシュールでピュアな物語。【サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス】として39歳の生涯を駆け抜けたヴィアン。作家の死後、サルトルやボーヴォワール、コクトーなど当時の流行作家の後押しにより、60年代後半のフランスは、爆発的なヴィアンブームに沸いたそうです。曲を奏でると、ハーモニーに対応したカクテルを作ってくれる『ピアノカクテル』に憧れました。良くも悪くも古典の趣きは皆無です。2014/06/29

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