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内容説明
勝利を約束されたはずの者がなぜ敗れ、何を失い、何を手にしたのか――世紀の名勝負から2001年長嶋ラストイヤーまで、内省を重ね研ぎ澄まされた敗者の言葉は、年初に再起を期す日本人に勇気を与える教訓となる!
目次
1 必然の敗北(「松坂」にのみ込まれた夏―明徳義塾、横浜高校に大逆転負け;最も美しい甲子園の敗者―三沢高校・太田幸司の決勝戦 ほか)
2 五輪の見えざる壁(“柔道”に敗れた日―柔道・篠原信一;団体のための自己犠牲―体操・塚原直也 ほか)
3 敗れざる者たち(プロの重さ、アウエーの現実―サッカー日本代表「ドーハの悲劇」;不可解な判定と潔い引き際―ファイティング原田、幻の3階級制覇 ほか)
4 強者の崩壊(実業団という“プロ”の寿命―象徴・日立バレー部の消滅;「松尾幻想」の呪縛―新日鉄釜石ラグビーの転生 ほか)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
5
一般的にも『敗因』は、勝者の自画自賛より興味深い。ただし「不思議の負けなし」とはいうものの一端の見解でしかない/日経新聞運動部は、独自の見識で定評ある、好適な話題を提供するプロスポーツの使命に対応してか。NPBの話題が多い。興業である以上、有料入場者を集めなければならないしテレビの視聴率も取れた方がいい。JリーグはNPBの失敗(人気凋落)に学んで「地域密着型経営」「スポンサー企業名の非公然」「少年競技の指導強化、下部組織化」「有料入場数の公表」「国際試合優先」「リーグ戦とトーナメント併行」「プロアマ交流」2017/02/19
イケタク
4
評価☆☆☆ 久しぶりに読んだが出来事が懐かしいものばかり。 でもやはり名勝負は色あせることがない。 松坂に呑み込まれた明徳義塾の夏。 山下という巨人に遂に勝てなかった斎藤仁。 そして相手を甘く見て連勝が止まった千代の富士。 そのほかどれも懐かしく記憶に残るスポーツ名シーンばかりだ。2016/05/18
がんぞ
3
「8度シリーズに出てついに日本一になれなかった西本幸雄監督」なども興味深いが、精神論。ゼロサムゲームと思われがちなスポーツ界で最後の「2001年優勝を争っていた読売巨人がシーズン中長島監督解任を発表」は「視聴率が前年を平均3.4%も下回り過去最低となった」という事情を伝える。果たして引退興行は大当たり、瞬間39.5%を記録した。投手陣崩壊、新人捕手阿部起用などヤクルトに優勝をさらわれた要因は別として、補強面で成功したFA制度は(選手報酬の高額化と引き換えに)チームカラーを薄め魅力を減退させたとも考えられる2014/12/26
アーキー
0
★★★☆☆ 70
itchy1976
0
挫折を知らない選手は、その後の成長がないし、挫折したときになかなか復活できないということもある。挫折を知っている選手は、人間的にも魅力が出てくるし、指導者としてもいろいろと深みのあるアドバイスもできると思う。挫折した後の復活劇にもドラマティックに描かれる。http://blog.goo.ne.jp/itchy1976/e/b46f6a9eb5a84d1a55f51221ec156f102006/01/28