内容説明
逮捕された!? 殺人容疑!? 相棒・直次郎は、受話器の向こうで、助けを求めている。直次郎は、ある推理作家の依頼で、30年前の殺人事件を調べに能登(のと)に飛んだのだった。相変わらず、腰の重い太郎も、第二、第三の殺人事件が発生するに及んで、しぶしぶ能登へ。ご存じ、太郎・直次郎のコンビが、不合理な謎に論理で挑む傑作本格推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katsubek
13
物部太郎三部作の最後。今読んでも面白い。横溝作品への敬意も感じられて楽しめる。最後にストーリーが急展開し過ぎかという嫌いもあるが。しかし、ともかくも、探偵の活躍をすっきりと味わえる。2016/03/06
kagetrasama-aoi(葵・橘)
5
物部太郎シリーズの最終作。お気に入りの探偵だったので最後になって残念です。角川文庫版で出版時に三作とも読んだ覚えがあるんですが、先日実家を探索したんですが見つからず、今回光文社版を購入。こちらの版は新保博久氏の解説が嬉しかったです。このお話がどうやって書かれたのかがわかりました。光文社版と角川版とは違う部分があるそうだから、また気合いれて探してみようかな。内容は、横溝正史の香りが漂っていて楽しいです!最後の一文はつい笑顔になってしまいました。2016/05/26
sa-ki
5
太郎と直次郎の掛け合いもこれが最後かぁ。三部作と言わず、もっとこのシリーズを続けて欲しかった。2009/06/17
やらい
4
横溝正史ミステリのような、寒村で起こる殺人事件。途中で推理作家が小説を構築する技法のようなものが論議されていて興味深い。2020/06/20
青沼ガラシャ
2
横溝風な田舎の連続殺人もの。あくまでユーモラスで洒落のめしているのが都筑道夫らしい。広げた風呂敷を後付けで大急ぎで畳んだ感があり、作者の苦労が偲ばれる。探偵が優秀過ぎるから何とか解決編まで登場しないよう苦心している印象も受けた。映画になるとドラえもんの四次元ポケットが壊れるようなものか。シリーズが打ち止めなになったのもわかる。アイデア満載なので本格ミステリ好きの自分は楽しく読めた。2022/01/23
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