内容説明
殺害されたトラベルライターが遺した箱根の観光地図には「一つ二つで、人殺し/三つ四つで、仇討ち…」という奇妙な文句が記されていた。しかし殺人犯と目された男は撲殺死体となって大涌谷で発見される。その文句が、時価数億円という幻の名画の行方に関係していることを掴んだ十津川警部と亀井刑事は、事情を知る美術評論家を訪ねるが…。箱根・奥湯河原に展開する白熱の追跡劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
「勝手に列車祭」第295弾。。。文庫コレクション582冊目。。。平成14年 1月 1日 初版。。。夭折した画家が最近売れてきた出した。そして箱根で書いたと思われる絵が発見された。そしてそれにまつわる人間が次々と殺されていく。まあ犯人は途中でバレバレになるのだが、如何せん証拠が無い。発見された絵ですら真贋が分からない・・・なかなか計画された事件であり、面白かった。最後の落ちは何ともほのぼのさせる。2022/01/08
青夏
1
借り本。 箱根を舞台に起きた連続殺人事件でしたが、若くして亡くなった画家の絵を巡って奔走する十津川警部の姿が目に浮かぶようでした。 警部の行動に違和感を感じる部分もありましたが、ラストは機転をきかせて突入していて面白い展開だなと感じました。 あの絵達が今後どうなるのか気になります。2021/02/11
イミナイゴ
1
まさかの大規模犯罪でした。2015/06/22
りゅん
1
十津川シリーズが好きなので手に取りましたが珍しく読むのに時間がかかりました。2014/09/08
てっしー
1
箱根本。安心のトラベルミステリー。西村京太郎は初挑戦です。確かに読者に親切で読みやすく、多くのファンがいるのも頷けます。しかし、十津川警部のキャラクターが、イマイチよくつかめませんでした。人情派とも違うし、理知的でもないし、ハードボイルドでもないし…もう何十冊も出ているから、いちいちキャラの説明をしないんでしょうか?シリーズ物では濃ゆい刑事や探偵が多い中で、よく生き残ってますな。警察の組織力を生かした、あまりに鮮やかでスムーズな推理過程。つまりは、ノー・サプライズな展開。個人的には物足りず。2012/05/25
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