内容説明
休暇に帰省しようとしていたリンゼイは、大雪のため飛行機が欠航になったと聞いて愕然とした。車で帰ろうと決意したとき、隣人の兄のギルが、同乗させてくれと頼んできた。承諾したものの、出発してすぐにリンゼイは後悔する。傲慢なギルは何かにつけて指図するからだ。リンゼイも負けずにやり返し、車中には険悪な空気が満ちた。そうこうするうち、雪はどんどんひどくなり、ついに先へと進めなくなった。やっと見つけたモーテルで、リンゼイはますます後悔した。ベッドが一つしかない部屋で、ギルと一緒に夜を過ごすことになったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
26
珍しくシリーズを通しで読んだ牧場ものの「夢見る三姉妹」のスピンオフ。父と3人の兄に溺愛・束縛され息苦しくなって家を出たリンゼイ。頭が良く自立心旺盛で温かい人柄が素敵。頑固だけど相手のことを考えて一歩引くことも出来るのが◯。離婚した妻に似ていると敬遠していたギルが彼女にぐいぐい惹かれていって所構わずキスしまくり、何故か毎回邪魔が入る(笑)。人を好きになるって難しい。自分にとって都合が良いことばかりじゃないから。本音を抑えて相手を尊重するって意外に難しい。「大切なのはありのままの相手を信頼出来るかどうか」。2019/01/07
ちはや
0
2002.4.8 ★★★