内容説明
広告代理店に勤める坂巻里加。仕事のオニといわれているけれど、本当は見知らぬ男とホテルに行ったりもしている。そんな里加のもとに家出をしてきた妹が現れた日、実家から一本の電話がかかってきた。妹をかばおうとした里加に、母は呑気な声で言った。「家が焼けてしまったの」――。その日を境に次々と起こりはじめた怪事件。ねらわれているのは、私? 里加は次第に追い詰められてゆく。都会の十字路、偶然の出会いが過去を甦らせる、サスペンスミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
78
菅浩江の解説がよい。 地方から東京へ出て来た人の思いが、よく表現されているとのこと。 事件の発端の地方での話は、すこし現実味がなく、残念な感じ。 東京での展開は、奇想天外で、天涯孤独になった人がいないのに、 やや不思議感がある。 全体としては、小説の質が高い方だし、未解決の問題もそれほど多くはない。 解説がよい本は、内容もよい。 よい解説を書く人の本は面白い。2010/11/25
acha
7
ハラハラドキドキして読み進んでいたけど、ラストの謎解きは少し期待はずれ(´;ω;`) あっさりしすぎだったかなぁ。2014/11/04
4423
2
赤川次郎の魅力はなんと言ってもそのクセのない文章であろう。文字が流れるようにスラスラと読めるのだから。2016/05/03
boichi40
1
赤川次郎の小説は、少し薄っぺらい感じがするけど、読みやすくて楽しいです。2024/09/25
ミュゼスルタン
1
面白かった 2015/11/25