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内容説明
「学校に行かないなんてとんでもない」。不登校の子どもやその親に、こうした言葉がどれほど浴びせられただろうか。しかし、「普通でないこと」を罪悪視する学校という場所になじめなくても、人生を自分の力で切り開いていった少年少女はたくさんいる。彼らは学校に行かなかったことのマイナスも冷静に見つめ、ゆっくりと自分の「夢」を実現するために歩いていった。「私は学校が好きだった」という女性ジャーナリストが、驚きをこめて描いた、素敵な若者たちの記録。
目次
支店長代理・中沢淳
二級建築士・倉地透
高齢者ホームヘルパー・山谷千香
団体職員・鈴木祐司
主婦・梅沢しのぶ
料理人・山上雅志
放送大学生・原田雄介
社会福祉士・窪田恭子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
34
私たちも不登校だった。江川紹子先生の著書。不登校でも自分なりの努力で社会的な成功をおさめることができる。元不登校状態にあった経験を持つ人たちの実際の体験談がたくさん紹介されていて、不登校や不登校児に対する負のイメージを変えてくれる良書。2019/10/23
mana
28
ひと昔前の本で、現状とは違いがあるものの、夢に向かって突き進んでいく努力の尊さは、今も昔も変わらない。小中学生のころに、この本に出会いたかった…。不登校からの脱却とか成功例を知ると、勇気をもらえる。学校に行くことがすべてじゃない。でも、親の「学校に行かせたい」という気持ちもよく分かる。どっちがいいかは分からないけれど、個人的には、心を殺してまで学校に行く必要はないと思う。私自身も、学校外で得られたものは多かった。ここまでアクティブにできるのは一部だけだろうけど😅経験を武器にして生きていこうと思えた。2021/05/16
零花
0
不登校を体験した人たちが、夢に向かって前へ進んでいく姿に感動した。これからの自分について考えるきっかけを与えてくれました。2014/07/12
東側ギャン
0
さすが江川さんと思うのと同時にたかが11年前の本でも状況は変わるんだと感じた。それとこれを見てよく「モンスターペアレント」というもんだと思うぐらい学校の対応の酷さが目立ったが、学校なんてそんなもんだしそれ以上求めたってしょうがない。だから行き詰っても我慢するのもいいが、逃げ道もあるんだという事を伝えたい。2012/04/02
色彩をもたない月
0
参考文献 学校が全てではないと思った。どうなることが幸せなのかな。2021/06/09