中公文庫<br> 坊ちゃん忍者幕末見聞録

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中公文庫
坊ちゃん忍者幕末見聞録

  • 著者名:奥泉光【著】
  • 価格 ¥817(本体¥743)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
  • 【Kinoppy限定】中央公論新社2025初夏の特大フェア ポイント40倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120031977

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内容説明

時は幕末、出羽の国から京に上った坊ちゃん忍者松吉。尊皇攘夷の熱気の中で事件に巻き込まれるが、持ち前の勇気で立ち向かう。奥泉ワールドの新境地。愛と希望の歴史ファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

16
★3 「クワコー」シリーズの面白さを期待し読んでみたがちょっと違った印象。 幕末の京都を舞台にした話なので、今放送中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」や前々回の「八重の桜」などとリンクさせながら物語のイメージが膨らんだ。後半のタイムスリップのような展開にはちょっと納得できないが、奥泉光のならではの遊び心なのでしょう。2015/06/18

乱読999+α

7
夏目漱石氏の「坊ちゃん」をオマージュして書かれたもの。忍者の修行をした主人公が、医者になるために幼馴染みと京都へと行くが、そこで出会った坂本龍馬や沖田総司達とであったことで幕末の京の混乱に巻き込まれる。でもやはり奧泉作品、一筋縄では行かない。突然に時空を飛び越えて現代社会が顔を出したりして、作者の遊び心、稚気に溢れている。奧泉ファンにとっては軽いエンターテイメントとして楽しめるが、初見の読者は戸惑うだろう。2016/11/23

☆Megu☆

3
久々の時代小説、幕末物。新撰組との絡みもあったが、ほのぼのとした感じ。現代が混ざる部分は、どうかな~?2014/03/25

聖月

3
〇あとがきで作者も触れているのだが、本書『坊ちゃん忍者幕末見聞録』は漱石の『坊っちゃん』を由来にしている。しかし、どこが『坊っちゃん』なんだというと、どこがそうだといういうわけでもないし、しかしながら破天荒な粗筋、作者の筆捌きの余裕から生まれる文体は、やはり漱石を愛する作者の手際だろう。『「吾輩は猫である」殺人事件』などの本を既に出している作者は、やっぱりそういうとこで少しふざけたものも好みのようだが、貼られているレッテルは芥川賞受賞作家なのでお間違いなきよう2003/04/14

sundance1973

2
漱石の坊っちゃん×ニンジャという、意欲作だかぶっ飛んでるんだかわからない作品。路線的には『新・地底旅行』に近い。ボリュームはそれなりにあるが、この作者はとにかく文章が長いので、内容はあまりない。ただ個人的に奥泉光の魅力はこの文章にあるので、それなりに面白く読めた。

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