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内容説明
日本のエジプト考古学の隆盛は、古代エジプトの世界に魅了された一人の男の熱き思いから始まった少年時代に出会った一冊の伝記が、著者をエジプト考古学者の道へと進ませた。早稲田大学入学をきっかけとして、その思いを一つにする仲間たちと手を取り合いながら、当時では不可能と思われたエジプトへの渡航を敢行。エジプト考古学庁長官との数奇な出会いや、現地の警察官や学校教師たちとの心温まる交流を通して、積年の夢であったエジプトでの発掘調査を実現する。その後も、資金難や突然の発掘許可取り消しなど、数々の波乱に見舞われながらも、屈することなく、エジプト研究史上に残る「魚の丘」彩色階段を発見するなどの業績により、日本のエジプト考古学を世界レベルにまで押し上げた本書は、徒手空拳からエジプト発掘に挑み、日本に古代エジプト文明の魅力を紹介し続けた著者が、自らの歩みを回顧しつつ、その夢とロマンの世界を熱く語る入魂の一冊。
目次
第1章 エジプト考古学とはどういう学問か
第2章 私が歩んできた考古学への道
第3章 フィールドワークこそ原点
第4章 困難の日々
第5章 新たなる展開
第6章 組織的研究を支えるもの
第7章 拡大し手をつなぎ合う研究
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊
4
古代エジプトの知識が欲しかったので読んでみたら、その内容は自叙伝というか啓発本でがっかり。著者の学生時代とか興味ねーんですわ。2023/10/08
しっぽ
2
★★★★✩早稲田大学にエジプト学研究所が作られるまでの話で、著者の半自伝的な本。学生運動の時代、エジプトをやりたいというだけの熱意で目標を真っ直ぐ貫いた学生たちの姿は勇気を与えてくれます。当時はまだ日本でエジプトの研究を行っていた大学は存在せず、私立大学がこれを行なうことについては書かれてある以上の困難を伴ったであろうことは想像に難しくありません。著者の吉村先生は後継者の育成にも力を入れているようで、エジプトの考古学者になる方法についても結構な量のページを割かれています。2019/01/18
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