内容説明
「ひとりで生きているつもりが、大きな彼の力で生かされているような気がした」家族を愛し、仕事を愛し、短い人生を丁寧に生きた作家、故山際淳司。日々の積み重ねが築いた互いへの信頼感と絆は、いまなお生きている――。山際が家族に託した思いを、あますことなく綴った珠玉のエッセイ。「子育て、夫婦関係、そして家族関係で悩んでいる方に、ぜひ一度この本を読んでいただきたい」(櫻井充)
目次
プロローグ 夢の中の山際淳司
第1章 風のように、雲のように(がんを告知された日 一番好きだったスポーツ ほか)
第2章 彼がいて息子、そして私(いつでもどこでも一緒だった日々 大自然に抱かれて ほか)
第3章 父と子のセレモニー(お気に入りの被写体 飽きないふたり ほか)
第4章 みんな彼が好きだった(『恋人よ』を聴かされて 子どもが生まれる前の別居 ほか)