中公文庫<br> 忍者と忍術

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中公文庫
忍者と忍術

  • 著者名:戸部新十郎【著】
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
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  • ISBN:9784122038257

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内容説明

「歴史の深淵にかかわったかもしれない忍者とは、そもそもどのように成立し、どう働いたかを考えてみた。しょせん、忍術は一個の芸能であり、発生は遙かシルクロードの彼方にあると思う」(あとがきより)。大作『服部半蔵』の著者が、忍者研究の集大成として語る。歴史の闇に蠢動する、忍者の源流と足跡。

目次

兵法と忍術
伊賀の深淵
服部半蔵
百地丹波と伊賀の乱
藤林長門と秘伝書
甲賀衆
伊賀組同心
武将と忍者集団
スッパとラッパ
公儀隠密
諜報と探索
城と大名廃絶
お庭番
最後の忍者
蝦夷三蔵
散楽
仙術
山伏
陰陽道

秘するが花

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

24
忍者。各人、各世代によって連想するイメージや作品は異なるだろうか。本書は、諜報、間諜、風説の流布、後方撹乱、籠絡、暗殺、工作、監察、身辺警護など多岐にわたる職能や、古くは聖徳太子が駆使した志能備(しのび)から楠正成率いる悪党、戦国期の伊賀・甲賀者などの各地の特殊な傭兵、後継たる隠密、御庭番から、服部半蔵、風魔小太郎らのエピソード。忍術のルーツをたどる古ペルシャの雑技、仏教(密教)道教(仙術)、修験道や陰陽術、そして藝能から多面的に。話はユダヤ、ローマまで飛ぶが、最後には元の位置に着地するのはさすが。2016/01/30

K

1
すごく時間あけて読み終わったからあんまり覚えてない…。2016/05/03

キリ

1
あまり解説はなくて史実ではこうだったというのがずらっと並んでいる。資料として読むにはちょっと退屈かなあ。ニンジャスキー中級から上級向け。2015/05/02

えびえび

1
所謂忍法というものを語るのではなく、現代において忍者と云われている者が史実ではどのような存在であったのかを解説する本です。甲賀伊賀はもちろん、関ケ原後の同心組や江戸期のお庭番まで丁寧に語られているので歴史モノ、江戸モノの小説読む人には良い資料になると思います。申楽や陰陽道などの項目もあるので、この辺に興味がある人にもオススメです。間宮林蔵の話が一番面白かったですね。2013/05/09

saladin

0
概ね、忍者”通史”パートとそのルーツを探ったパートに分かれて描かれている。忍者が正式(?)に存在するのは戦国時代までで、江戸時代以降に暗躍するのは”隠密”であり、その隠密活動が目付ー徒目付ー火の番ー御小人目付ー御中間ー黒鍬ー御小人というように組織化されていると知った。なるほど忍者たちの暗闘がせいぜい江戸初期までを舞台とすることが多いのはそのせいだったんだ。世が治まると諜報活動がメインとなるというのは頷けるところである。2018/08/13

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