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内容説明
日本はいつまでアメリカの被保護国でいるのか。戦後一貫したアメリカの「ウィーク・ジャパン」政策のもと、憲法九条の矛盾や、安保条約が持つ片務性への改正は手つかずのままであった。それは日本側にも問題があった。保守本流の軍事アレルギーや、吉田ドクトリンに固執する体質を改善できなかったことである。しかし今、風向きは変わった。ブッシュ政権は「強い日本」を求めはじめている。対日政策の報告書「アーミテージレポート」でもアジア有事を想定し、日本の防衛力強化を促している。本書では、真の日米同盟を確立するための条件を明らかにし、日本が「普通の民主主義国家」となる道筋を照らしている。そのためにも、まずアメリカという国家の気質を理解しなければならない。「好戦的尚武の国」「ユニテラリズム」等々。さらに、戦後ドイツがいかに再軍備を実現させていったについても検証している。小泉政権における日米外交の方向性を示した必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ceskepivo
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最近、日米同盟関係が普天間移設問題に矮小化されている印象を受ける。しかし、今こそ「日米同盟とは何であるか、その中で日本がどういう国柄でなければならないかに定見を持ち、一時は国民の間での評判は落ちても国家の将来を思って防衛政策を一つの方向に引っ張っていく政治的指導力」(40頁)が必要である。「吉田ドクトリン」と言われるが、吉田首相自身は、1964年に「日本が今日のように、独立して、経済大国になったからには、国際的に見ても自分の力で国を守ることは必要だ」(98頁)と言っていたことは、興味深い。2010/02/23
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