内容説明
幕末の京。かつて土方歳三らと剣術の同門であった京都東町奉行所同心の大仏伝七郎は、下ッ引きの宗助とともに諸事件を探索、解決し、王城の治安維持に奔走していた。表具師・宗徳宅が全焼し、焼け跡から宗徳の死体が発見された。内弟子の源次郎が姿を隠し、宗徳が預っていた高価な絵画類も消えていたのだ!? 嫌疑は源次郎にかかるが……。新撰組の興亡を背景に、伝七郎の活躍を描く連作捕物帳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アルピニア
53
幕末の京都を舞台にした連作捕物帳。主人公の同心「伝七郎」は、かつて試衛館で稽古に励んでいた剣豪。伝七郎の視点で、攘夷と佐幕の闘争により不穏な空気が漂う京都の町で起こる数々の事件が新選組の情況を絡めながら描かれる。伝七郎は、かつての同門の士達が佐幕の先峰として町を跋扈し、そして賊軍となって追われていく次第を、同心という立場から冷静に見つつも、やりきれなさに苦悶する。「池田屋の虫」では、もしやこれが事実なのか?と驚き「御夜盗」では、政治や権力争いの埒外にある崇高な任務に気づき立ち上がる姿が清々しかった。2019/03/28
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