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内容説明
『情報文明論』の続編。1990年代後半に急激に展開したインターネット、モバイル、そしてITの進化をふまえて、文明の進化図式と情報化の再構成をこころみ、「情報文明」が向かう方向の現段階を整理する。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
第1章 文明とそのかたち(社会の三つの基本的構成要素―主体、文化、文明 文化と文明 文明の分類図式 宗教文明と近代文明 近代文化のコアとしての近代主義)
第2章 近代文明の進化と情報化(主体の政治行為 近代化の三つの波 S字波の視点と、その近代化過程への適用 産業化のS字波 情報化のS字波 サーバー・アクティビズムの台頭 P2Pへの潮流 今日の「IT革命」の本質と歴史の教訓)
第3章 内からの産業化と情報化(第三次産業革命のグローバル・パスとグローカル・パス 内からの産業化 内からの情報化)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶ケーキ
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文明は三回の産業革命の結果生まれたものだが、それぞれの産業革命の影響力はS字型に減衰し、入れ替わるようにして次の革命が起こる。現代は第三次産業革命である「情報革命」の最中であり、その中においてはP2Pなど、これまでの社会では考えることのできなかったよりインタラクティブな通信が行われるようになっている。みたいな話。テーマが広い割にデータが少なく、何を言っても許された昔の時代の残り物って感じがする。2017/07/24
ハンギ
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2001年に出版、その頃の状況から情報社会はどうなるか展望している。ただやや断片的であったり抽象的な内容の書物なので、大枠は正しいなと思いながらもどう考えればいいのかわからない考えもあったように思う。また公文独特の表現、智民などの言葉も入りづらくしている部分はあるかもしれない。公文自身は左派的な思考の持ち主で、ネットが活動家に使い倒される時代を予想しているし、また大統領選にも着目しているのは正しかったと思う。P2Pの可能性を論じていてかなり肯定的な評価だが、現実はそうならなかったように思う。2014/05/24