内容説明
日本のミステリーは、20世紀にひとつの魅力的なジャンルとして確立され、数々の名作を残してきた。本書は、推理小説の100年間を振り返り、読めば必ず大満足のおすすめ本を紹介する。あなたの生まれ年の推理界は? あの作家はそのとき何を? 読んで面白い年譜付き。謎とサスペンスとスリルと冒険の世界への、最強のガイド・ブック。
目次
プレ二十世紀―日本ミステリーの夜明け
一九〇一(明治三十四)年―黒岩涙香の翻案探偵小説『幽霊塔』
一九〇二(明治三十五)年―押川春浪の冒険小説
一九〇三(明治三十六)年―江戸川乱歩、『秘中の秘』に夢中
一九〇四(明治三十七)年―シャーロック・ホームズも訳した原抱一庵
一九〇五(明治三十八)年―夏目漱石と探偵小説
一九〇六(明治三十九)年―「神通力」の原作とは?
一九〇七(明治四十)年―探偵小説暗黒時代
一九〇八(明治四十一)年―「冒険世界」創刊
一九〇九(明治四十二)年―ルパンの初紹介〔ほか〕