内容説明
子どもたちが学び、成長していくのは、まわりにあるものや人に関わるという営みを通してなされます。人と出会い、ものと出会い、それらのものや人と関わる中で、思考も感情も働き、子どもの人格全体が活動していくのです。子どもの遊びの中に学びをとらえることにより、遊びや活動がいかに知的な発達へと広がるかが見えてきます。子どもたちの知的好奇心や探究心を育む、幼児期にふさわしい知的発達を促す子どもへの関わり方について、学びの三つのモードという新しい視点から具体的に考えていきます。
目次
第1部 学びの三つのモード論から見た保育
第2部 知的好奇心から探究心へ
第3部 保育内容「環境」と知的な育ち
第4部 保育の実践に知性と感性の育ちを見る
第5部 幼稚園教育要領の進展から保育を見直す