内容説明
遂にローマ目前に迫った、カルタゴの常勝将軍ハンニバルこと御厨太郎! ローマ側は強固な城壁を楯に、籠城戦に持ち込むが……。はたして、彼の奇策の前に、ローマは陥落するのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
40
シリーズ3作目。やっとここから史実と異なる展開になり、いよいよタイムスリップ物の妙味が発揮される。史実ではハンニバルはローマをなかなか攻めずに、周辺の都市を荒らしまくっていたが、あの時もしローマを攻めていたら…という歴史ファンの願望を見事に叶えてくれる大満足の一冊。ハンニバルの宿敵スキピオがここまで全く活躍できていないのだけど、後半でやっと謀略らしき暗躍を始める。と言ってもかなり邪道な計画なのだが…。それにしても個人的にはかなり面白いと思うのだが、読んだ人の登録数が8ってのがねぇ…。2019/04/27
千夢一夜
1
この巻から史実とは違う柘植さんのオリジナル路線が炸裂。細菌戦など緻密で唸ってしまう内容で後半は読むのを止められませんでした。ここまでの巻ではハンニバル自身に対しては特に魅力を感じてはいませんでしたが、この巻後半からはキャラ自体に魅力たっぷりです。次巻の最終巻がかなり楽しみです。この勢いでできれば勝利で幕を閉じてと願わずにはいられません。2012/03/03
bino
0
文章は生き生きしてる。でも歴史的な内容としては簡略しすぎ。2009/01/24