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内容説明
真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい,太陽の町モゲール.首都マドリードで健康をそこなったヒメーネス(1881-1958)は,アンダルシアの故郷の田園生活の中で,読書と瞑想と詩作に没頭した.月のように銀色の,やわらかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を,138編の散文詩に描き出す.
目次
目 次
1 プラテーロ
2 白 い 蝶
3 夕暮れの遊び
4 日 食
5 おののき
6 幼 児 園
7 狂 人
8 イスカリオテのユダ
9 いちじく
10 アンジェラスの鐘が鳴る!
11 家畜捨て場
12 と げ
13 燕
14 馬 屋
15 去勢された子馬
16 向かいの家
17 白痴の子
18 お 化 け
19 えんじ色の風景
20 お う む
21 屋上テラス
22 引き返す
23 閉ざされた鉄柵の門
24 司祭ドン・ホセ
25 春
26 天水溜め
27 疥癬やみの犬
28 淵
29 四月の牧歌
30 カナリアがにげた
31 悪 魔
32 自 由
33 流浪の人たち
34 恋 び と
35 蛭
36 三人のおばあさん
37 荷 車
38 パ ン
39 輝きの女神アグライアー
40 いただきの松の木
41 ダルボーン
42 こどもと水
43 友 情
44 子守りむすめ
45 裏庭の木
46 結核の少女
47 エル・ロシーオの聖母祭り
48 ロンサール
49 のぞき眼鏡のおじさん
50 道ばたの花
51 ロ ー ル
52 井 戸
53 あ ん ず
54 けとばされる
55 アスノグラフィーア
56 聖体の祝日
57 散 歩
58 闘 鶏
59 夕 暮 れ
60 スタンプ
61 子を産んだ犬
62 彼女とわたしたち
63 雀
64 フラスコ・ベレス
65 夏
66 山 火 事
67 小 川
68 日 曜 日
69 こおろぎの歌
70 闘 牛
71 あ ら し
72 ぶどうの収穫
73 夜 想 曲
74 サリート
75 午睡の終る季節
76 花 火
77 百 花 園
78 月
79 にぎやか
80 鴨が渡る
81 幼 女
82 牧 童
83 カナリアが死んだ
84 丘
85 秋
86 つながれた犬
87 ギリシア亀
88 十月の午後
89 アントーニア
90 摘みのこしのぶどう
91 アルミランテ
92 唐草飾り
93 魚のうろこ
94 ピニート
95 川
96 ざ く ろ
97 古い墓地
98 リピアーニ
99 お 城
100 昔の闘牛場
101 こ だ ま
102 おどろき
103 古 い 泉
104 道
105 松 の 実
106 放 れ 牛
107 十一月の牧歌
108 白い雌馬
109 再婚祝いのお祭りさわぎ
110 ジプシーたち
111 炎
112 回 復 期
113 老いた驢馬
114 夜 明 け
115 小さな花々
116 クリスマス
117 川岸通り
118 冬
119 驢馬の乳
120 澄みわたる夜
121 パセリの冠
122 御公現の祝日
123 モンス・ウリウム
124 ぶどう酒
125 寓 話
126 カーニバル
127 レオーン
128 風 車 小 屋
129 教会の塔
130 砂売りの驢馬たち
131 マドリガル
132 死
133 ノスタルジア
134 木挽き台
135 憂 愁
136 モゲールの空にいるプラテーロへ
137 ボール紙のプラテーロ
138 ふるさとの土にねむるプラテーロへ
解 説
地 図
訳 注