内容説明
つげが芽吹き、冬ごもりを終えたツキノワグマが、東北のブナ林「鬼石」をのしのしと歩きはじめる。優しさと危うさを秘めた男と女と森の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神秘人
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「一万年続いた縄文文化が、簡単に消えるはずがない」なんてセリフが、言い得て妙、我が意を得たり。 日本人に限らず、森に癒やされ、畏怖するんだろうが、特に日本では大事にしていてもらいたいと、強く思う。 モノガタリとしては、最初は、いろんな登場人物が出てきて、政治報道ドラマに向かいそうな印象だったが、それが尻切れで、森が好きな恋愛×2になってしまい、ちょっと残念。2017/10/09
ひろ
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なんか不思議な本だった。岩手と秋田にまたがる天然ブナ林が舞台の人間模様。恋愛の要素と自然保護やマタギ(マダギ)について、いろんな人間の側面が書かれている。2017/09/12
kanamori
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☆☆★2012/10/08
ショウ
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セローの描写は良かったけど本筋はよくわからなかった。2009/08/30
猫にゃあ
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うーん?って感じで読み終わった。描写はすごく丁寧で、バイクに詳しかったらもっと楽しめたのかも。登場人物の過去のつながりをしっかり書いてほしかったなぁ。2010/07/24