方舟

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

方舟

  • 著者名:しりあがり寿
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 太田出版(2014/11発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784872335545

ファイル: /

内容説明

止まない雨、終わる世界。「人類が空を飛ぶことを夢見ていた時代は終わった。飢えることのない社会も夢ではない。平和を夢見る時代すらここでは終わっている――。」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三柴ゆよし

6
しりあがり寿は、まったく救いの無い「終末」を描ける稀有な存在だ。2008/11/10

モヒート

5
『この期に及んで希望だと!?』降り続ける雨に飲み込まれていく世界の話。こんな時くらい家族一緒にいられないのか!と憤るお父さんと、こんな時だからこそ好きな人のところに行くんだ!と出ていく娘。なんつーか、残酷なほどの価値観の違いがリアル。「今年は異常気象で~」くらいの余裕噛ましてられるころの、バラエティーやワイドショーの描写に毒が効いてていい。2015/05/29

向う岸

4
1999年から2000年にかけて連載されたもの。いずれ止むだろうと思われていた雨が、延々と降り続く。それも土砂降りではなく、小雨が降り続くのだ。雨は地上を徐々に水没させ、人々は行き場を失っていく。普通に生活して幸せを手に入れるはずだったのに、全ては理不尽に奪われてしまった。なんでも現状に結びつけてはいけないが、どうしても考えちゃうよね。2012/07/22

カトキチ

4
ある日全国に大雨が降る。最初は雨が止まないねぇとのんきに過ごしていた人達も、あまりに雨が降り止まないので、次第に焦り始める。雨は勢いを増す事もなく、静かに静かに降り続き、やがて、東京を飲み込んで行く。人間ドラマも無ければ、物語に起伏も無い。ひたすら雨が降り続け、そして世界が終わって行く状況を淡々と描き続ける。 『方船』は静かに静かに雨が降る。そして、ゆっくりゆっくり人々が狂って行き、ゆっくりゆっくり死んで行く。『方舟』にはそれしかない。圧倒的な終末感。C・マッカーシーの『ザ・ロード』が好きな人におすすめ2012/06/26

いと

3
☆☆☆半2020/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/533951
  • ご注意事項