吉備考古ライブラリィ 草戸千軒

著者名：岩本正二

吉備人出版（2000/11発売）

• ISBN：9784906577620
• NDC分類：210.2

内容説明

広島県福山市の市街地を流れる芦田川の河川敷からよみがえった草戸千軒町遺跡。発掘に携わった著者が、当時の街を解説。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[イツシノコヲリ]

草戸千軒について出土品のみならず、当時の人々の生活や瀬戸内海の港について幅広く記述されている。草戸千軒は江戸前期の洪水によって水没したとされているが、発掘調査によると室町後期には廃れていることが判明している。また草戸千軒がどのような勢力によって変遷したかについては、史料が少ないことにより、よく分かっていない。また近くには折衷様で有名な明王院があり、中世の町と寺との関係を考えるうえでの重要な遺跡であろう。

2021/01/10