秋田文庫<br> サラディンの日

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秋田文庫
サラディンの日

  • 著者名:青池保子
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 秋田書店(2000/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784253176019
  • NDC分類:726.1

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内容説明

12世紀末、イスラムから現れた反十字軍の英雄・サラディン。彼らから聖地エルサレムを奪回するため、騎士団たちは戦意に燃えている。そんな、中テンプル騎士団のユーグ、ヨハネ騎士団のパオロ、エルサレム王国のニコラは、たった3人へガザへと派遣されることとなった。俗世を捨て、清貧・貞潔を誓った修道騎士たちの、真の三勇士への旅が始まるー!! 青池保子が描く、中世アドベンチャーロマンの傑作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

13
三人の修道騎士の「男同士の絆」を描いた歴史ロマン漫画ですが、BLモノというわけではなく、むしろ「女性に対する純愛」をロマンチックかつユーモラスに描いています。青池保子の描く男性は、力強いけどマッチョというわけではなく、「男臭さ」と「男の色気」が両立しているのが特徴的です。2014/11/29

mahiro

12
昔に読んだ作品だが十字軍物語を読んでから文庫版で再読。第三次十字軍辺りにキリスト教国家の守りについていたテンプルとヨハネ騎士団の三人の若者が極秘任務に就いて、というストーリー。サラディンの攻撃からガザの住民を船で救出したり、リチャード王を陰ながら護ったり、修道士なのにやたら女性から誘惑されるユーグ、生真面目なニコラ、仲裁役のパオロなど青池氏らしい三人組、歴史的場面も迫力あり十字軍関係の本を読んでから再読するとエピソードなどより面白い、クラック・デ・シェヴァリエも出てくる。2019/05/25

shushu

6
十字軍のため中東に赴いている修道騎士たちが任務を帯び、ガザやエルサレムに向かう。サラディンのイスラム世界統一後のため、十字軍も敗色が濃くなりつつあるのだが、主人公3人は任務にベストをつくすのみ。少々の心の揺れもないわけではないが、あくまでも色付け。ELPとイブの息子たちに連なる本作の青池さん好みの「トリオ」作。 併録作の「カルタゴ幻想」は恐慌でスポンサー探しに難儀した考古学者たちが、ムッソリーニ政権下のイタリア将校から資金を引き出そうとするが、というコメディタッチの話。このイタリア将校がいい味出してます。2018/10/19

ミナ

5
青池保子が描く人々は何て愛らしいんだろう。修道騎士なんてややこしい人たちの人間らしい苦悩をコミカルに表現もしつつ、しっかりとその時代を描き出している。2023/08/19

kamakama

5
私が小学生の頃、少女フレンドですでに人気漫画家だった青池保子さん。エーベルバッハ大佐とツェットのあれやこれやを20代に楽しんだ後はもう卒業したつもりでした。30数年ぶりにまさか再び惹きこまれるとは、思ってもみなかった。今度は中世騎士たちのあれやこれやだけど、最高です。2017/06/18

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