内容説明
白昼の公園で、主婦が殺害された。ついに、あいつが帰って来たのだ! 事件を機に7年ぶりに集まった悪い仲間たち。今はみな、会社社長、ピアニスト、主婦……として平穏な日々を送っている。この生活を守るためには、あいつを殺さなければならない。だが、仲間は、一人また一人と殺されて……。悪と悪との闘い、悪の友情と悲哀を描く長編サスペンス・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
26
彼らの過去に何があったのか‥ 皆それぞれ今は別の道を歩み、満ち足りた生活を送っていた最中、仲間の一人が何者かに殺された‥ 他の仲間達はすぐに誰の仕業なのか気付き迎え撃つも被害は更に拡大してしまう。。“若い頃のヤンチャ”のツケの代償はあまりに大きい‥ そんな皮肉たっぷりなハードボイルド風味のリベンジサスペンス どうぞ召し上がれ‥。2019/11/30
Gomesu
9
サクっと読み終った。2019/11/23
山田
9
一言で表すなら臭くないハードボイルド。徐々に登場人物の関係性とか、過去の出来事が分かってくる。じれったいはずなのに、すごく読みやすい!みんなにオススメできるような作品ではないけど、書店でふと見つけた時に手にとってほしい本。もう一度言うけど、オススメは出来ないです笑2019/04/29
ケロたん
3
主婦の銃殺事件から過去の仲間たちが集まって…話を広げず読者の想像に任せて結末へ。通勤時間で読了できるコンパクトさは流石、赤川次郎。2020/08/26
Hiromi
2
昔の悪行が嘘のように今の人生が充実している者と、裏切られて踏み台にされた者とのコントラストが、赤川作品にしてはシビアに描かれていて容赦ないストーリー展開。2014/08/10