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内容説明
筆も立って弁も立つ、「口から先に生まれた」リンボウ先生。文章を書くとき心がけていることは何か? これまでで一番影響を受けている作家はだれか? 目上の人、年下の人にはどんなことば遣いで接しているか? 林家で子どもたちに禁じたことばは何だったか? 林望事務所はなぜ「風邪ひきの人、出入り厳禁」なのか?本書で初めて明かされるリンボウ先生の「ことば遍歴」と「ことば生活」は、日常生活で書いたり話したりする上で役に立つ、数々のヒントに満ちている。しかし、そういったノウハウ以上に大切なのは、「自分が今どんなことばを発しているのか」「自分をどんな人間として表現したいのか」という意識を常にもつこと、そして、豊かな古典を学んで、母国語としての日本語を愛することである、と著者はいう。ことばのトレーニングを通して「自分」の確立を考える、好評『日本語の磨きかた』『日本語へそまがり講義』に続く、集中講義の第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
8
全体的に過激な論調だが、日本語を愛する人、文章を書くのを生き甲斐とする人にはぜひオススメしたい一冊。2014/02/16
yakomini
2
林望氏のイギリス本を読み内容よりも文章に品があり素敵だなと惹かれ本書を読んだ。第一部の「表現することへの自覚」等はとても成程成程と気付かされることが多かったのだが第二部第三部の宇多田ヒカル批判や古文のあたりからなんか違うという感じがした。自分の孫の様な娘に対して公の場で批判するのは著者の品位を下げると感じた次第です。2011/12/02
まおまお
1
自画自賛と鼻息荒い批判と高慢ちきと排他的な思考、いや、口調だけでも改めたら、もっと読みやすくなるかもしれない。知識面学習面では良い本でした。昔かたぎの学者さん。こういう方も必要なんですね。2013/09/06
元メロンパン屋
1
非常に良い本。日本語を勉強したくなった。日本語を話す人、日本語を書く人、全員に読んで欲しいと思った。ただし、所々に入る著者の本の宣伝が嫌味に見えて面白くなくなる。合わせて、持論を展開させる時に自慢話のようになるのは面白くなかった。それ以外はとても良かった。2012/12/03
あさ
0
日本語に対する意識が少ない人は外国語を習得できないというのは同感。これからも英語だから日本語だからと分け隔てすることなく、意識して読んだり聞いたりしていく。2015/03/13