内容説明
第二作『蠅よ蠅よ、日輪はなぜ輝いてゐるのか。密室の出口を伝へよ(仮)』を執筆中の無名推理作家・夢殿塔二は青年会議所からの文化講演の依頼を引き受けてしまう。が、神経を病み人前が苦手な塔二の準備は遅々として進まない(「密室の蠅」)。肥大した自我がひき起こす悲喜劇を描いたら当代一、倉阪鬼一郎の狂気と毒の連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuuki.
21
hontoやAmazonではミステリーに分類されてたけど、7編全て不条理サイコホラーだと思う。軽い文体で日常の中で起こる事件を描いているので、何かの合間や気晴らしや暇潰しに1話ずつ読むには悪くない。しかし、最後の1話を除いて全て設定が違うだけでほぼ同じ展開なので、続けざまに読むと飽きそうだし、全体に内容が薄いので、「読書するぞ!」という気で読み始めたら物足りないだろうと思われる。2020/05/11
蕭白
4
タイトル通り、不可解な事件でした。たまには、こういう不条理な感じの作品もいいかなって思いました。2014/11/15
James Hayashi
3
この程度なら自分でも書ける。2013/09/14
gu
2
田舎者とインテリくずれ、俗物と電波の悲惨な喜劇。こういう作品でも根っこには怪奇幻想が蠢いている。主人公に性的不能者が多いことと、本懐を遂げられずに自滅する話が多いことは何か関係があるのか。2020/10/11
ペンギン丸
1
電波!電波!第一話が一番シンプルで好き。ただ、どの話も基本同じ流れなので途中ちょっと飽きてしまった。2014/05/25
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