新潮文庫<br> 熱帯植物園

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新潮文庫
熱帯植物園

  • 著者名:室井佑月【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 新潮社(2011/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101302317

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内容説明

覚えたてのセックスは考えてたよりよかった。正直いっていまは猿のようにはまってる。でもあたしには生理がまだない。女じゃないのにセックスしてる――。16歳になった日、下校途中に、薔薇の花束を抱えた派手な女が待っていた。あたしと同じ名前のおやじの愛人が……。ほとんど拉致されて連れて行かれたレストランで、おやじの愛人・由美が言った。「名前を変えてほしいの」――。10代の生と性を描いた5編を収録。R指定の室井佑月衝撃のデビュー作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち〜

5
十代の少女たちの性と愛を描いた短編集。意外に読みやすかったです。どの少女もジリジリするような焦燥感と飢餓感、諦めや孤独が感じられてつらかったです。2014/09/15

莉玖

2
表題作のみ読みました。テレビのコメンテーターとして、よくお見かけする印象がありますが、作品を読むのは初めてと思います。いろいろな言葉とシチュエーションで読者に衝撃を与えようとしますが、私には効かなかったようです。2017/08/09

_こうちゃん

2
TVのコメンテーターとしてよく見かけた、 室井佑月の「熱帯植物園」を読んだ。 かなり強烈。 良識のある方なら、目を背けたくなるかも。 そして読み込むともっとハードだ。 「セックス」、「リスカ」、「過換気」、「セックス」、、、、、 言葉遣いもひどく乱暴。 ただ表面上の過激さの元、 「温かいもの」が奥底に流れている。 僕はこういう世界が好きだ。 明確に相性の良さを感じる。 (もちろん、本のフィクションの世界で、だよ(笑))2015/01/02

里彩

2
読了。十代の少女と性にまつわる、どこか痛々しい短編集。表題作の『熱帯植物園』が一番好きだった。二人の由美のキャラがとても印象に残る。ただまあ父親の愛人と仲良くなるなんてなかなかリアリティに欠ける気もする。小説だからそんなもんかと思いつつ読み切った。2014/03/21

JUN

2
5つの短編があり、最初の熱帯植物園は読み始めは面白かった。由美という高校生のお父さんの愛人も由美で変な三角関係が成り立つ。ただ最後が意味不明(あえて)な終わりで尻切れトンボっぽい。他の4作を含めて考えても官能小説的。2010/10/29

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