内容説明
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明石家さんまの師匠としてもおなじみの、笑福亭松之助が語る芸界裏ばなし。噺家として、また俳優としての人生は、まさに落語を地でいくおもしろさ。師を尊敬し、親友を自負する著者が聞いた、おもしろい話や心暖まる話を満載。これはそのまま『生きた上方芸能史』である。
目次
生い立ち
当時の新開地
青春時代
落語家への道
五代目松鶴との出会い
戎松の先輩たち
松之助初舞台
五代目の死
四代目桂米団治の教え
役者修行〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
12
吉本新喜劇の前身、吉本バラエティの時代から役者として、また台本作家として携わった松之助師。芸風も、振舞も型に嵌ることなく自由だった。面白ければ何もしてもいいという思想と芸風は確実にさんまに伝わる。若さ故、不義理を重ねるさんまを師はすべて許す。それどころか、さんまを「ただ一人」の弟子と誇る。そんな師に一生付いていくことを誓うさんま。美しい師弟である。なお、師には「五所の家小禄」等、さんま以外にも弟子がいたことを知っている。2019/12/25
コホーー
1
松之助師匠の生い立ちから現在(2000年頃)までを林家染丸師匠の進行のもと振り返るといった内容。本書を読むと、松之助師匠が単に噺家というのではなく、噺家も役者もできる"芸人"という自覚を持って多岐にわたって活動していたことがよくわかる。感想としては、落語界の話をもっと聞きたかったが、松之助という人間にスポットを当てた結果なのでやむを得ないのか。終盤の弟子さんまとの師弟愛はTVでも観たことがあるが、松之助師匠の懐の広さもさることながら、さんまの生真面目さもあり、読んでて感動しました。偉大な芸人でした。2021/12/11
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