『歎異抄』の新しい読み方

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『歎異抄』の新しい読み方

  • 著者名:高波秋
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • ジャン・ジャック書房(2000/07発売)
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  • ISBN:9784998074519
  • NDC分類:188.74

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内容説明

分かりやすく、面白い、『歎異抄』の入門書です。ところが、読みすすむにつれて、『歎異抄』の、今まで誰も見たことのない側面が、次々と姿を現します。この本は、親鸞の著述や書簡を援用することはもちろん、親鸞の語録として編纂された他の文書をも慎重に採り入れて、古来、『歎異抄』の特徴とされてきたさまざまの思想に、新しい解釈を与えているのです。この本は、さらに、大胆な仮説と奔放な想像力を駆使して、親鸞と、周辺の人々との関わりを想像し、それらの人々に感情移入を試みて、『歎異抄』が作られた現場を再現しています。その結果、この本の中では、『歎異抄』の世界が、七百年の時のへだたりを超えて、読者の目の前に広がってきます。登場人物の生の声が聞こえるので、彼らに親しく語りかけて、人生の意義を尋ねてみたくなるような、なつかしい世界です。そこで、この本は、もう一つの試みとして、現代人の生活感覚と問題意識を持ったままで、『歎異抄』の世界に入ってゆきます。広々とした和やかな心の人・法然や、生涯を通して法然に師事し、しかも、宇宙と一体になった自由な境地を見出した親鸞。この本は、そんな人たちと、同じ目の高さで語り合おうとします。七百年前の日本人の中に、心の師、心の友を見出して、日本人としての主体性を確立すること。この本に仕掛けられた、そんな素晴らしい計画に、どうぞ、気がるに、楽しく参加してください。著者、高波 秋は、東京大学文学部卒、同大学院修了、比較文化専攻、元大学教員。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

1 三人の師弟の交わりと『歎異抄』の成立―序と後序
2 私は、どこにいるのか―第一条
3 仏に会いに、地獄へゆく―第二条
4 この悪人は、救われる―第三条
5 人と人の間は地獄、ときには浄土―第四、第五、第六条
6 海にいたる一すじの道―第七条
7 よみがえって拓く、念仏の大道―第八条
8 ことばの終わり、「ことば」の始まり―第九、第十条
9 異説のかずかず―第十一条から第十八条まで

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