メディア・リテラシー―世界の現場から - 世界の現場から

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メディア・リテラシー―世界の現場から - 世界の現場から

  • 著者名:菅谷明子
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 岩波書店(2011/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004306801

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内容説明

人生の大半をメディアとともに過ごすとされる現代生活。
報道の客観性や公正さ、暴力表現の影響などが議論になっている今、メディアのあり方を具体的に解読していくことの意味とその可能性とは何か。
各国で広がっている実践を丹念に取材し、教育現場での工夫や反応、メディアを監視する市民団体の活動などを報告、情報社会の今後を考える。
報道の客観性や公正さ,暴力表現の影響などが議論になっている今,メディアのあり方を具体的に解読していこうとする教育・運動が各国で広がっている.教室,制作現場,市民団体の実践を丹念に取材し,情報社会の今後を問う.

目次

序章 世界に広まるメディア・リテラシー
第1章 イギリスに根づくメディア教育
第2章 カナダに広がるユニークな実践
第3章 アメリカの草の根メディア活動
第4章 デジタル時代の「マルチ」メディア・リテラシー
結びにかえて―取材ノートの余白から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

27
市の図書館本で読みました。 2000年に書かれた本ですので、ちょっと古くなっている部分は当然ありますが、日本の学校教育の惨状を考えると、こういう本の意義、今でもあるでしょう。 両親の世代とかを見ても、メディア・リテラシー教育等の必要性、通説に感じますから。(NHKの定時ニュースを見ている反応とかを観察しても、こういう人が大本営発表を鵜呑みにしていたんだろうなぁと容易に想像がつきますから……) 今だったらGAFA等に対する批判的思考等が重要になりそうです。こういう本の続編、読みたくなります。2023/03/18

テツ

19
意図的かどうかはさておき、どのような情報にも必ず発信者によるバイアスがかかっている。それを踏まえた上で自らが得た情報を鵜呑みにせずに「これを発信した人間は受け取った相手に何を感じさせて、どう考えさせようとしているのか」と、一拍置いて余裕をもつ姿勢が大切なんですよとこどもの頃から教えてやりたいよな。情報は武器であるからこそ正しく扱わなければ自らに突き刺さる。他者を騙そうと、操ろうとする人間の力に無自覚なまま流されることのないように。2021/11/30

里馬

15
イギリス、カナダ、アメリカのメディアリテラシー教育現場を紹介。10年経っても日本はまだまだ。沢山の情報に当たって自ら伸ばすよ。2009/08/03

makimakimasa

9
意地で読了したけど期待外れ。理由は、読者がメディア・リテラシーを心得る為の考え方を正面から論じた本ではなく、メディア・リテラシーを子供達にどう教育していくかという方法論を紹介した本だったから。取材した現場は、この分野で最先端をいくイギリス、カナダ、学校教育外で成果を出すアメリカの3ヶ国に絞っている。20年前の出版なので、デジタル・メディアの件など、流石に情報が古過ぎて退屈になる(YouTubeは勿論、ブログすら出てこない)。が、教育に携わる人には、今でも参考になる部分はあるはず。日本の遅れを痛感する。2020/06/07

ともくん

5
メディアリテラシーという言葉の意味は、報道内容の真贋を見抜くことだと思っていましたが、内容はもっと複雑でした。私が理解した意味は、事実の膨張や、偏向報道の意図と目的を理解することです。この本では、その手法まで取り上げてませんが、各国でのメディアリテラシー教育のしかたを説明しています。主に学校で国語教育の一部として教えているのですが、中でも特にカナダが熱心で、隣国のアメリカから入ってくるメディアに対しての防衛策であることが伺えます。2014/03/04

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