魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門

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魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門

  • ISBN:9784939103032

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内容説明

トレンドフォロー派の多くが悩まされる出動初期のだましを逆手に取る手法「タートル・スープ戦略」をはじめ、窓空けの後、その当日から数日の間に起こることやニュースに対して激しく動くマーケットの反応─決してシステム化できない多くのパターン認識─が株式市場・商品市場について詳しく書かれている。

特に圧巻なところはチャート上のパターン認識を満載しただけでなく、いつどこで仕掛けて、どこで仕切るか、または損切るかについてのポイントが、具体的かつ、明確に書き記されていることだ。

本書では、25にもおよぶ有力な戦略が紹介されている。これらは株式や先物市場で、あらゆる銘柄で有効なものばかりである。また、「短期売買入門」の1番の神髄は、21世紀になってもコンピューターをまったく必要としないと公言していることだろう。法示やシグナルは、機械的システムよりも人間の方がはるかに正確で有利さを持って判断できるとしているのだ。あなたがこの本を一読したならば、これが「短期売買のバイブル」と称されていることが、単なる宣伝文句でないことがわかり、興奮するはずである。

この本の中の戦略を一部紹介しよう。第4章のタートル・スープ戦略は、スイング・トレーディングの概念を代表するものである。動きのあるパターンでは、相当利益を上げる可能性を持つ。

1980年代、タートルズ(Turtles)としてその名を知られるトレーダー集団が、過去20日間の値段のブレイク・アウトを基本手段としたシステムを使っていた。このシステムは長い目で見た場合その手法は機能し、利益を産むことになる。しかし、多くのだましのブレイク・アウトによって、引かされ幅はかなり大きくなり、低い勝率になってしまうことがあった。まさに、ここにタートル・スープの好機がある。これこそ、順張り派の出動初期のだましを逆手に取る、短期売買の奥義と言われているすばらしい手法なのである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wadaya

4
人生の一時、デイトレをしていたことがある。株式投資ではなく、単純に差益だけを狙う金をかけたゲームである。自分は勝ち負けを繰り返した挙句、負けて退場した。金は失ったが貴重な(苦笑)経験をしたと思っている。若い頃、経済を学ぶ友人を見て、何てつまらないものをわざわざ勉強するのだろうと思っていた。けれども実際に自分でマネジメントするようになり、経済の面白さを知った。そこには揺るぎない哲学があった。デイトレはちょっと行き過ぎた遊びだった。この一冊でその当時を思い出した。ほろ苦い。金は金を産むが、所詮、金でしかない。2017/10/09

ショウジ

3
いろいろな仕掛けについて説明されています。このままこの本に書かれている仕掛けを利用することは難しいですが、この本に書かれている内容から自分なりの仕掛けを作ることができそうです。自分で仕掛けを作る際のきっかけになります。2011/05/21

ゼロ投資大学

1
短期売買における相場の向き合い方と資金管理・リスク管理の重要性を強調している。まず第一に必要なのは、相場において自分で考え主体的に判断することである。他人の意見に左右されず、自分で考えた根拠を基に意思決定すべきだ。次に、株式を購入した場合は即座に損切りポイントを設定し、致命的な損失を回避できるようにしておく必要がある。2022/04/19

田中

1
買った本のなかで一番高い本。トレードの仕掛けかたの基本戦略。ある程度トレード経験がないとイメージがわかないと思う。2013/04/30

oko1977

1
短期トレード(為替・先物・債権・指数)について、当日~4日の中でとらえられる値動きのパターンと戦略についてかなりためになる本。いずれもエッジを最大限に生かした取引手法となっている。エッジをとるためには、リターンが最大限プラスになるように、かつリスクが最小限になる損切りポイントとなる、非効率性のポイントで仕掛けることだと学んだ。いずれも経験と洞察に満ちていて、トップトレーダーがなぜ稼げるかわかった。2013/03/12

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