内容説明
新左翼最大の組織・中核派の危機の原因を照射し、その解体的再生を提言
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目次
第1章 70年安保闘争
第2章 検証・内ゲバ
第3章 軍事主義路線
第4章 大衆運動と理論・路線
第5章 組織の官僚主義化
結語 左翼統一戦線の結成
感想・レビュー
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nobody
9
中核派と共闘してきた反戦自衛官小西による中核派の軌跡の検証。無論公刊の形なので公安に全て手の内を明かす訳にもいかぬ。中核派に希望なくば新左翼は終わる。結論は絶望だ。結局ソ連崩壊をいかにあれは偽物の社会主義としてもならば本物の社会主義像を提示するという必須対応を怠ったが故にそれ以降は組織の延命のみが存立目的になり果ててしまった。然るが故の官僚主義独裁、前革命情勢認識。小西は中核派の民主主義の欠如を厳しく糾弾するが党派に民主主義を求めるのは魚に飛べと言うようなもの。異論を認めぬから果てしなく四分五裂していく。2018/06/10
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