角川文庫 天国からのメール

著者名：喜多嶋隆

KADOKAWA（2013/09発売）

• ISBN：9784041646328

内容説明

沢田麻里、２９歳、ハワイ・ホノルル在住の日系五世。私立探偵として独立したばかりの彼女の事務所に、最初の依頼人が訪ねてきた。依頼人は榊という日本人男性で、３０年以上前にハワイで真珠の養殖を学んでいたことがあるという。榊の願いは、当時の恋人を探し出し、自分が養殖した真珠のネックレスを渡すこと。ところが「ダイアナ・パール」と呼ばれるそのネックレスを巡って、麻里の周囲で事件が続発、危険な状況に追い込まれて――。爽やかで少しビターな探偵ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おしゃべりメガネ]

ブラディマリーこと「沢田麻里」が独立して探偵事務所を立ち上げます。ハワイのホノルルと舞台は変わらず、「麻里」の立ち位置と事務所だけが変わっての再スタートです。そんな彼女もアラサーになってますが、バイタリティーは変わらず、相変わらず高い捜索スキルであらゆるミッションに挑みます。本作はとある真珠養殖オーナーからの依頼。昔、縁のある人に真珠のネックレスを渡したいとのこと。なんとも言えない展開に、なかなか切なくなりますが、とりあえずは「麻里」は元気で「タケシ」も変わらずな感じで安心しました。さてこの先はいかに。

2024/07/06

[Kenji]

星4つ ブラディ・マリーシリーズの続編 その１ ダイアナ・パールを作った依頼人とその昔の恋人との話

2016/07/13

[風待ち人]

ラストが良かった・・・。ジーンとしたよ。

2011/08/20