内容説明
著者たちは、およそ20年の間隔をおいて、同一の高校群に対して、同一の方法による調査を行った。本書はその調査結果をもとに、高校教育の変動を論じたものである。今回、1997年度・1998年度に行った調査では、高校を取り巻く環境の変化の中で、トラッキング・システムにどのような変化が起きたのか、生徒は、制度やカリキュラムの多様化・個性化・弾力化等の変化に対して、どのように生徒文化を形成しているのか、そしてその結果、今日の高校生の生活と進路形成はどのようになされているのか検討した。
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目次
第1章 問題の設定と調査の概要
第2章 高校教育改革の動向―学校格差体制(日本型メリトクラシー)の行方
第3章 高校格差構造の変容―1979(昭和54)年から1997(平成9)年
第4章 進路選択の構造と変容
第5章 学習指導組織・進路指導組織
第6章 高校経営と生徒指導組織の変化
第7章 教師の対生徒パースペクティブの変容と「教育」の再定義
第8章 学習時間の変化
第9章 学業へのコミットメント―空洞化する業績主義社会についての一考察
第10章 生徒文化―学校適応
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