辛さに耐える心理学

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辛さに耐える心理学

  • 著者名:加藤諦三
  • 価格 ¥520(本体¥473)
  • PHP研究所(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784569573793

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内容説明

いつも自分だけが苦労している、なぜ誰も自分を理解してくれないのか……。とめどない不公平感や、不満に満ちた辛い人生は、実は、心理的な未熟さによって引き起こされている。いったいどうすれば、ストレスや苦悩から解放されるのか。本書は、難しくなりがちな心理学の視点を、やさしく説き明かすことで、人気と定評のある著者が、心の葛藤や受け身的な姿勢が、不幸や困難を引き寄せることを解明するとともに、楽しく積極的な人生を切り開く心のあり方を説く。内容は、利己主義者ほど何でも苦痛に思いやすい。他人もまた苦労をしていることまで頭が回らない愚かさ。人生のエネルギーをケチる人は些細なことでも辛く感じる。文句ばかり言う人は実は自分に不満だからである。自分の価値に気づくことが人生を開く突破口である。どうして「今のままではいけない」と思ってばかりいるのか……など、不幸から逃げず、立ち向かう生き方のコツを満載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
同じ出来事であっても,それに対する印象までもが同じという保証はない.問題なく対処できる人もいれば,なぜそれほどつらい目に合わなければいけないのかと悲観にくれる人もいる.全ては心の持ちようであり,それを認識することが辛さを軽減する第一歩となる.2012/04/28

PayPay

1
作者の体験が大いに活かされている。甘やかされていると、他人のために何かをやるということが苦痛になる。これから抜け出すには他人のために何かすること、これは新発見だった。親の感情を押し付けられ「自分がそれを好きであるべきかどうか」で好き嫌いを判断する。すると自我が完成せず、他人との感じ方や価値観の違いを許されないものとして感じるようになり、対立を過度に恐れ緊張や疎外感を生む。この様な親のような存在を自分の内部に作ってしまうと大変そう。劣等感があることに気がついた。2024/08/16

Atsuya Momotake

1
非常に面白かった。内容が充実しているだけでなく、オリジナリティーがとても高い。著者自身の辛かった体験から生まれた言葉で書かれているためである。また全著作物がこうあるべきだが、他人の言葉の引用先が、すべてきちんと示されている。非常に誠実で好感が持てる。このため、私自身のとても未熟な部分がこの著者により度々暴き出されたと感じたが、そこで目を背けるのではなく、素直に受け入れることができた。例えば渋滞に巻き込まれて怒り出す人の未熟さを解説する部分は、私にぴったり当てはまる。もちろん、逆に勇気づけられた箇所も多い。2015/02/20

みぃ

0
自信のある人というのは、楽天的である。戦う楽観主義者である。自信のない人は、悲観的である。ちょっとうまくいかない兆候があるとそれに気を取られてしまう。自信のある人というのは、少しうまくいかないことが出てきても、それに囚われないし、何よりもそれだけのことで諦めない。争いごとそのもので負けても、その争いごとを通してあの人は信用できるというような人を得られればそれは大きく見て勝利である。苦悩に満ちているのは人生そのものが苦悩に満ちているのではなく、自分が心理的に成長していないから苦しく感じている。2024/07/14

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