エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」 - 根源からお金を問うこと

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エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」 - 根源からお金を問うこと

  • 著者名:河邑厚徳/グループ現代
  • 価格 ¥1,257(本体¥1,143)
  • NHK出版(2000/02発売)
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  • ISBN:9784140804964
  • NDC分類:337

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内容説明

『モモ』『はてしない物語』などで知られるファンタジー作家ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、実体経済や生活現場から乖離し暴走しはじめている「お金」を根源から問い直す旅に出かけた。忘れられた思想家シルビオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方や、欧米に広がる地域通貨の試みの数々をレポートする。

目次

プロローグ 『エンデの遺言』―その深い衝撃
第1章 エンデが考えてきたこと
第2章 エンデの蔵書から見た思索のあと
第3章 忘れられた思想家シルビオ・ゲゼル
第4章 貨幣の未来が始まった
第5章 お金の常識を疑う
エピローグ 日本でも「お金」を問い直す機運高まる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

28
Febeにて。貨幣のみが減価しないということ。その特殊性が暴走する資本主義社会を生み出す。その中でイサカコインなど減価する貨幣システム導入の取り組みが過去にあることに驚いた。シェアリングエコノミーへの移行し、モノの価値が更に下がるが、貨幣の価値はどう動くのか?2017/01/15

KAZOO

17
「エンデの警鐘」を先に読んで、エンデの考え方の中にはかなり経済的な要素も含んでいたのだと感心しましたが、この本を読んでさらによくエンデの遺言となりを読み解いていると感心しました。とくにプロローグの内橋先生の小論は私にとって深く考えさせてくれる内容になっている感じがしました。2014/03/21

erierif

12
毎日使うお金の存在をこんな風に考えた事がなかったと、とても驚かされた。まず世界が生産するお金より現在取引されるお金が何十倍もあること。つまり「お金」そのものが「商品」になり売買され、利子が利子を産み、ローンを組み利子をとられとシステム化されてい。しかし、お金こそ自然界に存在せず、人間が純粋に作り出したものと。「物」を所有した場合、劣化、管理費と目減りしていくのがお金なら場所も取らず減っていかない。加熱するマネーゲームをお金として感じとれる手段の様々な例(地域通貨など)が色々あげられているのも面白かった。2018/08/12

Yuichi Yamasaki

12
モモを読んで面白かったら次はこの本。お金とは何か?考えさせられる。読了後、日本のお札には何が書いてあるのか眺めてみた。2014/07/19

Yuji Hamano

11
この本は私の人生を確実に変えた。モモの作者でもあるエンデが今の資本主義に対して発したメッセージをまとめた本。これまで全く疑う事をしてこなかった金利というシステムそのものが矛盾だらけの資本主義の凶元であるということを知った。この本に詰まっているあらゆる情報が目からうろこであり今の自分を取り巻く環境であるが故に見えなくなっている事を痛感させられた。 一方で価値が減っていく貨幣の存在とその実例の歴史、地域通貨という考え方を知ることができた。たまたま代々木公園で開催していたアースデイイベントへ足が向いていた。2014/04/21

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