内容説明
「30前後」は、女にとって微妙な年頃。まわりは結婚したり、どうかすると母になっていたりして。それに比べ、アパートで同じような暮らしを続けている自分。子どもに「おばさん」と初めて呼びかけられたあのショック。腕に2本の腕時計……自分でもこわくなる、物忘れ。でも悪いことだけじゃない。仕事で出会う、おかしな事件。男性の好みは石部金吉(!)という自分でも、時にときめくこともある。自分のペースで前向きに暮らす、そんな女性の共感エッセイ。
目次
1 ひとりで住む「マンション」
2 「おばさん!」と呼ばれて
3 「自分」のここが嫌い
4 「女」も見てるゾ
5 「超」B級グルメ
6 「仕事」をめぐる冒険
7 男と女「ゲームの規則」
8 「旅」ゆけば
9 「買い物」のてんまつ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっぱ
30
歯切れの良い面白いエッセイだった。サクサク、テンポ良く読める。流石、エッセイを書くだけあって、作者は周りに目を向け、耳を向けている。好奇心がエッセイの素。気分を軽くマッサージして貰う様な本だった。日頃の凝りが少しは取れたかな?・・2017/12/05
Seagull
1
面白かった。おそらく女性向けのエッセイなんでしょうが、男性から見ても「あるある」がいっぱいあって、笑わせていただきました。それにしてもこの観察眼はすごいですね。日常の瑣末事さえ色彩を放ちます。2017/07/02
n75
1
愚痴を話すにしても、聞き手をただ不愉快にする話し方の人と、シニカルかつ面白く話せる人がいる。面白い方はだいたい不美人である。不美人は自分が周囲の人から嫌われるリスクを知っているから、愚痴を言うにもただ話すだけでは自分が不利であることを知っている。だから、愚痴も面白に返還して話すよう努力を怠らない。岸本さんのエッセイには周囲の人の何気ない行動や会話に対するムカつきが度々出てくるが、読みながら、この人性格悪いなと思う。ムカつきを面白に返還できていない。解説を読んだら岸本さんは美人だと書かれていた。やっぱりな。2015/12/18
SNOOPY
1
岸本さん初です。あまり毒もなく さらさらと読めました。2013/02/27
はる
0
はじめておばさんと呼ばれたエピソード、面白かった。私もいつかおばさんと呼ばれる日が来るのだな…2017/08/26
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