内容説明
1995年秋,ついに太陽系外に惑星が見つかった.以後続々と惑星発見のニュースがもたらされたが,発見された惑星系は我々の太陽系とはかけ離れた異形のものだった.生命を育む星,地球.その存在は稀有で孤独なのだろうか.惑星系形成理論とコンピュータシミュレーションによって地球型惑星の存在に迫る.
目次
プロローグ──一九九五年秋、誰かそこにいるの?
1 太陽系の姿──秩序
2 原始惑星系円盤──母胎
3 太陽系の起源──創世
4 系外惑星──異形
5 惑星系形成論──止揚
6 月──衝撃
7 地球──祝福
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルイルイ
3
今年、初読み。図書館本。難しかった(* ̄ー ̄)でも、面白かったのはエピローグの「地球は太陽に飲み込まれる前に太陽から逃げる」ε=ε=(ノ≧∇≦)ノすごい。…本当にすごい(笑)2019/01/17
オランジーナ@
1
難しめだった。2015/12/05
OTR
0
惑星地球科学Ⅰの講師であった小久保氏が書いている。前半は講義通りだが、後半の月や地球の章は、刺激的で面白い。海の干満なども、潮汐力を使えばわかりやすい。そして、銀河に地球はどれくらい存在するのか。我々は稀有なのか。それを考える。2014/02/16
たくのみ
0
惑星・月の形成過程の話から、惑星のある恒星を見つけるまでの苦難、全宇宙に地球型惑星がどのくらいあるのか、という入門書。太陽が赤色巨星になっても、地球は飲み込まれないという話題も面白い。2012/06/03