- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
宗教なんてインチキだ、騙されるのは弱い人間だからだ―「無宗教」を標榜する日本人は、たいていそう考える。しかし、そんな「無宗教」者も、「本当の生き方」を真剣に模索しはじめたとき、また、人の死など身にあまる不条理を納得したいと願ったとき、無宗教ではいられなくなってくるのではないだろうか。宗教に対する誤解にひとつずつ答え、そもそも宗教とはどういうものなのかを説き、「無宗教」から「信仰」へと踏みだす道すじを平易に語っていく一冊。
目次
第1章 死ねば「無」になる
第2章 「無宗教」を支える心
第3章 「無宗教」者の宗教批判
第4章 宗教への踏切板
第5章 「凡夫」という人間観
第6章 兼好法師からのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
3
【はしプロ宗教17】新書『人はなぜ宗教を必要とするのか』読了。無宗教を日本の文化と捉えるという前提がおもしろい。そのうえで、宗教的な生きかたを紹介していく。仏教がメインとして据えられていたが、論理構造がキリスト教とほぼおなじだった。自分が凡夫とわかりながらも、みたいなとこ。2017/05/06
mi ya
2
『全ての宗教は内省を出発点とする。』 作者の言うように一つの本で為になるモノは一文あるかないか。この本で学べるものはこの一文であろう。書きたいことに統一性がなくなにがいいたいの?の連発でした。2019/04/09
なつき
2
新書『人はなぜ宗教を必要とするのか』再読。阿満利麿、1999年、ちくま新書。発行年が1999年であることには要注意だな、そういう雰囲気の時代だった。宗教、というものにかんして。人は、とあるが日本人にかなり寄せて書いた宗教論、あるいは宗教的なことのおはなし? ディテールが興味深かった。2018/08/17
Naoto
2
題には「人」とあるが、日本人の、しかも法然と親鸞の宗教に限定し過ぎな感がある。最もそれは著者も意識してのことであることは本書で言及されている。浄土宗・浄土真宗を中心とした日本仏教思想史と、そこから放射状に延びている若干の日本思想史として読めば面白い。しかし、「宗教(学)」の本として見るならば、特定の「宗教」に限定し過ぎ、かつ寄り過ぎなのは否めない。また、いささか楽観的に「宗教」を見ている思われる箇所が散見される。広い視座を期待して読むと残念ではあるが、先に述べた内容と知って読めば示唆に富む本である。2013/06/16
みらい
2
姉妹作読んでないからちょっと分からないところも。夏目漱石と兼好法師と法然がお好きなのでしょうか。宗教は答えをくれる、なんて言っていた知り合いを思い出しました。2012/07/14
-
- 電子書籍
- 【分冊版】怪鼠一見帳・花札 32 Me…
-
- 電子書籍
- 前世からお慕い申し上げます!(分冊版)…
-
- 電子書籍
- boy meets “crazy” g…
-
- 電子書籍
- 10000人が書いた読者体験 わたした…