論語

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論語

  • 著者名:金谷治
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 岩波書店(2013/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784003320211

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さゆ

130
今となっては数々のことわざや四字熟語を輩出した大ベストセラーの論語だが、当時は布教に行脚しても理想主義すぎるとしてなかなか受け入れて貰えなかったようだ。しかしながら、理想は叶わないからこそ永遠であるともいえる。現代の書店を見たら孔子は何を思うだろう。2024/01/07

ちびbookworm

82
★4.渋沢栄一の論語解説本を併読することを強くオススメ。原著のみで闘うのは難しいかと◆論語の主題は3つ;①仁とは?(心のあり方を問う倫理学)②仁政のあり方(政治学)③処世術(世渡り術・対人コミュニケーションの要諦)。これらを説く上で、孔子と弟子が、「君子(仁を持つ理想のリーダー像)」、「小人」について問答を交わす断片集◆「武士道」(勇・仁・礼・誠・忠)に影響を与え、西郷隆盛(南州)の「南州翁遺訓」等にも色濃く、影響の跡がみえる。◆通読はできたが、本領を発揮するのは、日々、己の言動の「三省」ができるか否か。2022/01/03

かごむし

46
四十不惑の記念読書に。孔子には、現実の政治にそぐわない理想論を説いて社会に受け入れられなかった思想家、というよくないイメージがあった。言行録の形をとる論語から感じ取れる孔子像は、絶対的な理を説いた思想家というよりも、道を求め続けた人である。強い求道心、たゆまぬ実行力、ほとばしる情熱。多くの若き俊英たちをひきつけてやまない孔子の魅力を感じることができた。論語には、人々が心の奥底に秘めている人間として成長したい欲求のようなものを刺激し、すがすがしい決意を促す。論語が長年ベストセラーなのもわかるような気がした。2019/08/12

たかしくん。

36
再読です。合間合間で読んだので時間はかかりました…。まさに孔子さま初め、先生方の言行録です。「子の曰く」に始まる独特のリズム感が、(本当に意味が分かっているかどうかは別にして、)次第に心地よくなってきます。道徳の本だけでなく、所謂処世術についても上手いこと言うなあ、と感心することも少なからず。モノの考え方を、改めて見直すヒントも出てきます。ラストの「五美を尊び四悪を退ければ、此れ以て政に従うべし」→意外とこれが一番響いたかも!2018/01/22

江口 浩平@教育委員会

32
【古典】大学、中庸、孟子よりも一つひとつの訓話につながりを見出しにくく、読了するまでには時間がかかったが、結果的には四書で一番多くの学びがある本だった。(カーネギー「人を動かす」松下幸之助「道をひらく」などと同じようにドッグイヤーだらけとなった。)「子の曰わく、古の学者は己の為にし、今の学者は人の為にす。」とは、人に見せびらかす為に学問をするのではなく、己の修養の為に学問をしなさいという意味。四書を学ぶのもまたそうでなければと思う。論語に書かれたことを実践に移せば、きっと感化される者が出てくるだろうから。2019/01/19

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