内容説明
「いけないわ、ダメ……やめて……ください」――私はＳＭ嬢を辞めて、小さな本屋で働きはじめた。店主夫妻はとっても優しい。奥さんはインテリ美人で、ご主人は真面目で実直。それなのに、仕事に慣れてきたある日、棚に並んだＳＭ雑誌に誘われるように、ご主人との関係がはじまってしまった。でも私がセックス中に思い浮かべるのはご主人ではなくて……輪姦、ＳＭ、不倫、レズビアン……ヒロインたちが初めての経験で知る究極のエクスタシーを描く、全7編を収録。超過激な愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう
13
斎藤綾子さんの文章はやはりストレートだ。そして私とは無縁の世界を見せてくれる。2010/10/11
Endo Takafumi
3
不幸な性体験をしてる女性って意外と多いんですかね。男には書けないねっとりとした性描写がドキッとします。浮気や無理矢理はいけません！2014/01/12
雛
3
異世界の出来事のような感覚。色々な愛の形。色々な色情。刺激的な短編集でした。「揺れるモザイク」はとても私に似ていて笑ってしまいました。「ネットを越えて」の「快楽の自己完結。それができれば戦争だってこの世から消滅するだろう。だのに、独りよがりじゃ物足りない。オナニーだけじゃ我慢できないときてる。どうして人間ってこんなに不便なんだ。楽に生きるために文明を進歩させてきたんじゃないのか。そこらへんは一体どうなってんだよ！」に痺れました。爽快感！2013/12/06
Happy
3
この手の本は初めてでコメントもどうしようかと思っていたのだが、思ったより多くの書き込みがあったので私も・・・ サクサクと読めたのだが、私には別世界と言うか、時代が違うのでしょうね。２００２年新潮文庫の１００冊と言う冊子に載っていたので読んでみたのだけど、新潮文庫は何を思ってこれを勧めたんだろう？「若者たちよ、これを読んだらこんなばかげた恋愛は止めなさい」とでも言いたかったのか？ 今時の恋愛ってこんなのが多いのでしょうか？2011/10/14
モモイロペリカン
2
グチャグチャでした。最後の方は、下品を越えて恐怖でした。面白かったです。「ネットを越えて」のJK3人組が大好き。2014/09/19
