食卓で会いましょう

著者名：岩松了【著】

ポット出版（2014/02発売）

• ISBN：9784939015229

内容説明

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「竹中直人の会」でもおなじみの、劇作家、演出家、そしてヘビースモーカー、岩松了。



パチンコ屋の隣の喫茶店で、タバコの煙をくゆらせながら生み出された傑作嘘話の数々。

目次

1章 口びるのすきま(ヘビースモーカーとパチンコ
あの頃ぼくは若かった
ムキにならないで
途方に暮れて
その職業に意味あり)
2章 毛皮のコート(その女に罪はない
物語の女)
3章 器量が悪くても(演劇にまつわる私話
物語ときいて思うこと)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あなた]

私はこんなにまわりくどい文章を書く男をみたことがない（もちろん、みんながそれを彼に求めるだろうけど）。ドラマツルギーなんかになればなるほど、そうなるのだが、慎重なのだとも思う。でも、その「ひねくれ」を技量にしたところに彼の魅力がある。日常は迂遠だからこそ、ドラマになる。そう考えると、チェーホフと岩松がかちあうのはよくわかる気がする。どちらも迂遠の「通行人（王様でなく）」である

2010/03/12

[yoko**]

演劇の演出家であり劇作家でもある彼の演劇論は暑苦しく正直難しいけど、エッセイに関して言えば飄々としていて適当で好感がもてる、そう思っていたのに…。 あとがきを読んで晴天の霹靂！エッセイの所々嘘が散りばめられているらしい。 劇作家なんか嫌いだ！（笑）

2019/06/18

[林 一歩]

容姿どおりの文章を書く人だなってのが真っ先に思い浮かんだ事。もっとたくさん、氏の書いたものを読んでみたくなった。

2012/04/07

[くるまやさん]

持ち物を振り落として自由になればいいよと促されて裸になったらあらあら脱いじゃった、ってニヤニヤされるような、さいごのさいごまで油断ならないその目に見つめられることはもうほとんど快感だと思った

2013/07/25

[ercaa]

おまもり

2020/01/03