内容説明
★ハンサムでプレイボーイの実業家。その真実の姿は・・・・・・?★お金持ちの男性とは付き合わない。それはアランと別れたあとブリスが決めたルールだった。だから、パリのとあるパーティで魅力的な男性に会ったときもきつく自分に言い聞かせた。シェイン・ブルーサードは世界中を飛び回る実業家。そんな人と付き合って、傷つくのはもうたくさん。借金の返済や電気代を心配する生活が私には似合っている。だが、ブリスがいくらデートの誘いを断ってもシェインは屈しなかった。実は、彼の執拗な誘惑には理由があったのだ。確かに彼はブリスを追っていた---宝石泥棒の容疑者である彼女を逮捕するために。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
17
オマリー家三兄弟シリーズの2話目。←バラバラで読んだ為どうやら全話読んだことに今気づいた。末っ子シェインは表向きは世界中を飛び回る実業家だが、実は中央情報局員。任務であれば平気で嘘もつく冷酷な一面もある。ヒロインブリスは宝石泥棒として調査対象になってしまう。仕事にのめり込んでいつの間にか人として大切なものを失いかけたシェインが兄マイケルの高潔さ、ブリスの純粋で率直な人柄に触れ、変わっていく様子が興味深い。シェインの嘘がバレた後の平身低頭っぷりは大いによろしい。シリーズの真ん中のこのお話を読んですっきり。2024/02/05