内容説明
永眠、意外な文字を同窓会名簿に見た主婦の進藤陽子は、大学時代に結婚の約束まで交わした元恋人・竹井哲雄の謎の死を「あいつは地獄で死んだのさ」という情報を頼りに追及し始める。世界で唯一、猿たちが温泉に浸かる場所である信州・地獄谷温泉で発生した殺人事件の真相とは? 文庫書下ろし長編推理。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
22
温泉殺人事件シリーズ。今回は信州・地獄谷温泉、猿が浸かりにくる温泉。進藤弘は相当ひどい男だけど、陽子の「あぁ~わたしのせいでぇ~」ってくるくるしてる感じもなんかイライラする。たかが十年されど十年はほんとに。ラストは映像的でよかった。それにしても一目惚れした女性が働くお店の近くに引っ越した上に尾行して家まで把握する和久井気持ち悪いぞ…。2020/12/21
もか
3
予想外な展開だけど誰も好きになれない。浅はかで自分本位な人達。白馬の王子様を見抜けなかった陽子はある意味幸せ。縄張りを汚された猿が可哀想(F)2017/09/30
そのぼん
3
温泉がもっと本筋に関わってくるのかと思ったけどそうでもなかったですね。ページ数の割に軽く読めました。2012/02/23
経る時
0
1999/06/30
モッチ
0
×2003/03/16