講談社文庫 鱗光の剣

著者名：鳥羽亮【著】

講談社（2013/02発売）

• ISBN：9784062645805

内容説明

江戸・深川の町で、人知れずもめ事を闇を葬る男たち。その“始末人”の１人が全裸で殺された。裏稼業の覇権を狙う男たちと繰り拡げられる凄絶な闘い。謎の一味の正体は何か。渋沢念流の達人・蓮見宗二郎の刃が妖しくきらめき、人斬り忠左の「追切りの太刀」と火花を散らす。（講談社文庫）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

深川群狼伝シリーズ初読み、最後まで壮絶な戦い場面の連続、ほんわかさせてくれる場面はほとんどなしかな、これぞチャンバラ小説の感じ。 闇の用心棒シリーズとはまた少し違う読みごたえあり。

2013/10/22

[海猫]

設定や剣戟場面は良く出来ていて面白いがいくらなんでも趣向の詰め込みすぎな上に登場人物が多すぎ。場面場面は読み応えあるので話を整理してスッキリさせるか、もっと枚数増やして書き込むかどちらかにしてほしいところ。

2014/07/20

[Hironobu]

始末人の蓮見宗二郎物語。始末屋の裏の顔を持つ鳴海屋の縄張りを狙う謎の組織。鳴海屋の始末人を襲う凶刃。「追い切りの太刀」を使う刺客との闘い。ミステリーと時代活劇をあわせ持ち面白い。

2016/04/18

[tsumugi]

始末人たちそれぞれのキャラクターが面白い。謎解きというよりはやっぱり活劇なんだろうな。斬り合いの描写が鮮やかで、音すら聞こえてきそうな臨場感にドキドキしたよ。

2020/01/15