遺論・繁栄の哲学

著者名：松下幸之助

ＰＨＰ研究所（2011/09発売）

• ISBN：9784569605388
• NDC分類：304

内容説明

松下幸之助没後１０年記念出版。
２１世紀を生きる皆さんへ伝えておきたかったこと。
　　今日論じられている多くの日本の問題は、松下幸之助が国を思い論じ続けてきたことに他ならない。今、改めてその提言に耳を傾ける。　　松下幸之助が亡くなったのは平成元年４月２７日、いまからちょうど１０年前にあたる。氏は生前、このままでは日本の政治・社会は危機的情況に陥ると唱え、そして、その解決法を様々な形で「提言」として訴え続けていた。いまの危機日本を見ると、当時松下幸之助が訴えていたことを当時から実践していれば、このような情況にはならなかったのではないかと思われてならないものが幾つもある。　本書は、主に月刊誌『ＰＨＰ』に昭和４０年２月号から５４年９月号まで連載された「新しい日本・日本の繁栄論」の中から、現代日本に活かせる松下幸之助の「知恵」を政治、社会、教育、税金などの各テーマごとに抜粋し、再編集したものである。まさに、松下幸之助の「遺言」ともいうべきものといえよう。　２１世紀をより良い世紀とするためのヒントとして、また日本の抱える様々な問題の根源をいまいちど考え直す資料として、これからを生きる人々にぜひ読んで欲しい一冊だ。

目次

第１章　いま政治に大切なこと
第２章　美しい国土と地方の活力
第３章　教育はいかにあるべきか
第４章　繁栄のための税制改革
第５章　日本の夢を描く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[このこねこ@年間500冊の乱読家]

☆4 50年以上前に書かれた文章ですが、現代にも通じるところが多く驚きました。 特に第1章の政治のところの、 「国是を作るべき」 「政党を越えて国全体を考えるべき」 「国民も政治に協力すべし」 は非常に納得です。 良い視座を得られました。 オススメです。

2019/08/13