内容説明
「栗本薫」の新たな恋が奴らの餌食になる!? 「栗本薫」クンも36歳。脚本を担当することになった映画のヒロインから突然の告白が――「私と寝てください」!? だが、芸能スキャンダルと複雑な人間関係の渦に翻弄され、雑誌編集長殺人事件にまで巻き込まれる。新しい恋を貫くため、必死に苦難に耐える薫クンのピンチに、ついに伊集院大介が立ち上がる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こかち
6
伊集院大介とぼくらシリーズの栗本薫くんの競演第2弾。ほぼ薫くんが主役です。ミステリかと思えば、これまたビックリ6章のうち5章の半ばまでは事件起きず。ひたすら薫くんの恋愛物語でした。薫くんが頼りなくて、しっかりしろよ~、と思うことしきり。最後に伊集院大介がチョロッと出てきてササッと解決していきました。さすがすぎます!2016/10/05
しき
4
初読は単行本。今回文庫で再読。しかし、こんな話だったのかぁ。細かい部分をまったく覚えてなかった。たぶん初読時はゆりかのキャラがうっとおしくて「なんでこんな女が薫くんと!キィーーー!!!」だったんだろう(笑)ともあれ、「猫目石」の事件で、深く傷ついた薫くんが、紆余曲折をへて、もう一度女性を愛せるようになったことは、本当によかったと思う。願わくばこれからの薫くんの姿も読んでみたかったな。薫くんの「息子に夢中」が読んでみたかったと思うけど、きっと三人で幸せに(時には事件に巻き込まれながら?笑)暮らしたんだろう。2012/12/19
yoritora
3
「猫目石」のエピローグがあまりに切なく忘れられなかったので、この巻で薫クンが幸せになってくれて良かったな、と素直に思えた。信は相変わらず良い奴!!歳を取ったら伊集院大介に並びそうなレベルの聖人になるんじゃなかろうか。私がアラサーだからかもしれないが、ゆりかちゃんが可愛くて好きだ。麻衣子はとても鮮烈で魅力的だったけれど、あまり共感が出来ずにいた。ジャーナリズムの必要性とそれの餌にされた人々の立場や気持ち、ニュースやスキャンダルに群がる我々も素知らぬ顔で同じ罪を犯してはいないか、と考えさせられる一冊。2016/03/31
hibimoriSitaro
2
再読。1999年4月初版。(いいかげん薹の立った)薫くん年貢を納めるの巻。90年代前半のクロニクルとも読め,恐らく私憤も交えてマスコミの下衆さをこれでもかと糾弾している。伊集院さん出てこなくても石森が解決できたと思うが,滔滔と解説するにはやはり適任かな。⏎ネットの隆盛と裏腹に既存メディアは今や沼の干上がるように衰微を来たしているけれども,ナニ,次はネットが腐敗しはじめるに決まっている。受け手が下衆ならそれが濃縮されるものだからだ。2022/11/09
調“本”薬局問悶堂
2
『ぼくらの時代』の続編。 大学生だった主人公が36歳になり登場。 時代背景の好きだった『ぼくら~』ほど感動はなかった。 舞台は芸能界とマスコミ。常々マスコミに抱く感情に、主人公も怒りを憶えていた。そんな問題提起がある。 『ぼくらの気持ち』『ぼくらの世界』というシリーズになっているようだが、絶版になっていて見つからない。 これもBOOK OFFで発見。 『ぼくら~』で3人組だったうちの1人(加藤泰彦くん)が名前すら出てこずとても気になる。 どこかで何かあるんじゃないかと。 《2020年5月 登録》2005/05/12
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