ちくま新書<br> 長崎聞役日記 - 幕末の情報戦争

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま新書
長崎聞役日記 - 幕末の情報戦争

  • 著者名:山本博文
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2014/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480057877

ファイル: /

内容説明

欧米列強からの高まる開国の圧力に対して長崎聞役が設けられ、藩と日本の命運を賭けた情報活動が行われた。初めて公開された聞役の日記が物語る日本外交の原点。

目次

第1章 長崎聞役の華麗な寄合(遊所での寄合をめぐる争い 三藩聞役の組合離脱)
第2章 平戸藩長崎聞役の日記(平戸オランダ商館の長崎移転 正保四年の黒船来航と平戸藩 ほか)
第3章 長崎聞役と海外情報(オランダ風説書と通詞 長崎聞役とオランダ通詞 ほか)
第4章 ロシアとの交渉と聞役の動き(プチャーチンの長崎来航と熊本藩聞役 幕府応接掛の交渉と情報の漏洩)
第5章 江戸・長崎情報戦争(国際都市となった長崎 ポサドニック号事件)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬養三千代

7
副題が「幕末の情報戦争」 発行は、1999年2月 その当時、新発見の「平戸藩聞役 野元弁左衛門の日記に従来の文書を加えて外国に開かれた長崎、事件を読み解く。 聞役としての日常生活が前半。アメリカ、ロシアなどとの条約締結とさまざまな事件が後半。 幕末、川路聖謨を持ち得たのは良かったこと。改めて彼の凄さが解った。2018/05/06

maito/まいと

2
江戸時代、長崎に在住した九州諸藩の‘外交官兼諜報部員’長崎聞役についての研究をまとめた一冊。仕事といっても、有事の時以外は飲み会やって遊び歩くダメ役人(爆)。しかし付き合いが悪いと仲間(他藩の長崎聞役や出入り商人)から村八分状態にされて情報が得られなくなるという、とんでもない業界(爆)。しかしその情報網、信頼関係が、海外の情報や、幕府と外国船との交渉状況といった極秘情報を入手し、藩になくてはならない役割になっていくのだから世の中わからない(笑)とはいえ、人脈と信用作りが最大の財産となるのはいつの世も同じ♪2012/01/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/39901
  • ご注意事項